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八月一杯の缶詰からようやく脱却、この前の日曜日(五日)に、ようやく奈良国立博物館の
『仏像修理100年』及び『至宝の仏像』展に行って来ました。
本館の前にはこのようなプレートが出来ておりまして、こういう名前になったようです。
ところでこの字はどなたの手でしょう?
新館エントランスの文字は、正倉院宝物の『雑集』から抜き出した字、つまりは聖武天皇の御手ですね。
この『仏像館』の字は、それに同様でしょうか、館の字は同じ形ですから、どう見ても。
前回の『大遣唐使展』で、こちらの本館の展示物もすっかり移動させてしまって、今回は大幅に常設で出ていた御像の展示場所も入れ替わってしまっておりました。
しかし、あの本館、場所によってはすごく照明の具合が悪い!!
いつも会いに行く地蔵菩薩も、人相が変わるくらいに陰になってしまって……もう一度、北側の回廊のあの位置に戻して欲しいわ……と、個人的希望をボヤクのでした。
それでも、久々にこちらの如意輪観音さんには会えましたから、それで良いとしましょう???
そして、こちらの『至宝の仏像』のメインとなられます、東大寺法華堂の金剛力士像ですが、ここで見ると滅茶苦茶迫力ある方々ですねぇ。
法華堂で、同じくらいの大きさの方々の間に混じってしまうと、全然大きさも存在感も感じないのですが……御本尊からして、これでもかの存在感ですからねぇ、御綺麗な方を両側に従えてσ(^◇^;)
『仏像修理100年』、こっちは見ていて時々、溜息が出てきますわ。
修理される技術者の方々もさる事ながら、元々この仏像を造った仏師の力量を思わずに入られません、月並みな物言いですが。
特に、あの東大寺南大門の仁王象、修理のために復元された顔や手、足などの部分を見るだけで、鎌倉仏師の意地やら技量を見せ付けられると言う感じですわ。
こりゃ、私ごときが云々言うよりも、実際に見るべきと言いますか、いずれの仏像や工芸品にしても、それこそ百聞は一見にしかず、これしかありませんって。
やっぱり、鎌倉仏はすばらしいです。