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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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 奈良市の西ノ京『薬師寺』では現在、解体修理中の東塔から下ろされた物を中心として、今月の20日まで鬼瓦展が行われています。
サブタイトルの『おにがわらわら大集合』の通り、鬼瓦がわらわらと雁首並べています。
場所は東僧房、いつもならば、団体の拝観者にお坊さんが講話をしてくれる場所ですね。
 展示には創建期の奈良時代の物もありますが、塔から下ろされた物は室町時代から江戸時代が中心、古い方では鎌倉時代、新しいのは昭和30年代の瓦が展示されていました。
最下檀の左端の二つが昭和の鬼で、古代の物をイメージした感じです。
 これは鎌倉時代の鬼瓦、角の牙もないので、鬼というよりもいかつい顔という感じです。
解説によりますと、当初は型押で造られていた鬼瓦ですが、室町時代くらいから立体的で迫力のある姿に変わって行き、一つ一つを手捻り造るようになったのだそうです。
現在お馴染みの鬼瓦というと、やはりこんな感じ。
江戸時代の鬼師の渾身の作品です。
展示では、鬼瓦の裏側も見せてくれて、どのように屋根に装着するのかもパネルで展示されています。
 更には、会場の一角にミニ鬼瓦作りコーナーもありまして、五種類の型から好きなのを選んで型押体験をさせてくれます。
使用する粘土はオガクズが主成分とかで、凄く軽くて手触りもフワフワでくっつかないので、手も汚れません(^_^)v
私が作って来たのは、創建期の『獣身文鬼瓦』、平城宮でも使用されていた図柄です。
一つ300円で体験できるので、五つ全部作るという大人買い(大人作り?)される方もいるのだとか。
私も機会があったら、次は『南都七大寺式』を作りに行こうかな~(~_~)
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開山堂の“のりこぼし椿” 17日、凹んだまま『正倉院』の整備工事現場を見に行きまして、少しはテンション上がるかと思いましたが、やはり凹みの要因の方が大きいためか、何となくフラストレーションも抱えたまま、こういう時はあそこに行くかと、上院地区に向かいました。

 東大寺の上院地区とは、大仏殿の東側の猫段を上がって行く先、鐘楼も過ぎて、開山堂やら三昧堂やら、法華堂観音堂などのある高台の辺りです。

 ただ今は開山堂の『のりこぼし椿』が咲いているはず……と、塀越しに眺めてみましたが、紅梅の向こうにようやく一輪開いておりました。
蕾はかなり着いているようですから、もう一週間もしたらそこそこ咲きそろうかしら?
それにしても、今年は全般的に花の開花が遅れているようです。
氷室神社の大枝垂れ桜の蕾も、まだまだ小さく硬い様子ですから。

観音堂から見下ろして 上院地区とは言いましても、開山堂や観音堂(二月堂)に用事がある訳ではありませんで、ここは途中で立ち寄ったところです。
修二会の満願から二日、周辺の竹矢来はまだ外されておりませんが、天気も生憎なので人影もまばらで、ほんの何日か前の夕刻とは大違いの情景です。

 二月堂からいつものように向かった先は、『まんなおし地蔵尊』です。
どういう意味なのか、この日はいきなり、頭上の枝葉から雨水をぶっ掛けられました……雨は上がっていて、風も殆どないのに(ーー;)
しかし、ここはいつもながらに人が来ない……

  お地蔵様に会ったならば、さっさと帰ろうと思っていたのに、何の気が向いたのか、もう少し上に足が向いてしまいました。
この上に何があるかって……橿考研で『天地院跡』の調査をしていたのは、もう十年以上前でしたかね?
この時の現説にも行っていないので、実はここに足を踏み入れるのは初めてです。
脇の方に水道局の施設が有るようで、道もあるし、ある程度頻繁に人が入ってもいる様子ですが、休日にはやはり誰も来る事はなさそうですね。

表採資料?? しばらく登って行くと、道脇に人頭大の石が幾つか転がっていて、更に先には明らかに人の手が加わっていると思われる平坦場があります。
多分、塔の基壇が確認されたというのは、この辺りだと思われますが……行く予定もなかったので、事前に調べておりません(-_-;)
この更に先に、何やら石垣のようにも見える物がありまして、どうせ現代の施設だろうと近づいてみたら……おびただしい量の瓦が野積みにされておりました。
これがまた、ドでかい……誰がどう見ても現代の物ですが、大仏殿の屋根からでも下ろしたの?それとも予備で置いてあるの?
それにしては、かなり壊されている様子もあるんですが……(゜_゜>)

雨の日だったので、靴が結構泥だらけになりまして、脇を流れている沢で洗う事に致しました。
そしてそこで見つけた表採が、最後の画像のやつらです( ̄▽ ̄)。o0○
中近世の物と思われる軒平瓦の破片が二点に、奈良時代くらいの須恵器の破片一点ですね。
ところが、こういう時に限って、レジ袋とかを持っていないんですねσ(^◇^;)
瓦は近くの石仏の前に供えておきました……最初から持って帰る気もなかったのですけど(^_^;)

須恵器はポケットに無造作に入れて、持って帰って来たのですが、気が向いたら実測でもしてやりますか。

一体、何をしに行ったのやら?(゚_。)?(。_゚)?
 
新年を寿ぎご挨拶を申し上げますm(__)m

東大寺鐘楼の除夜の鐘
今年もよろしくお願い申し上げます。
……と陳べましたところで、誰も見ていないかもしれませんがσ(^◇^;)

ではタイトルの示すとおり、東大寺です。
こちらで年越しをする時は、どこかに出かけようと思っていまして、何年か前には飛鳥寺岡寺で除夜の鐘を撞かせて頂きました。
昨年は正月寒波でリタイア・゚・(ノД`;)・゚・
今年は一念発起、東大寺に行って参りました。
もう、十年一日に国宝の梵鐘を撞きに行きたいと騒いでいて、ようようの運びというところです。


国宝の梵鐘が鳴るのはこの日だけ東大寺の鐘は日本三大梵鐘にも数えられ、奈良時代の梵鐘では最大の大きさを誇る国宝ですが、一般の人が撞く事が出来るのは除夜の鐘の時だけだと聞いています。
既に亀裂が入っているとかで、いつかは文化庁の方からストップがかかるかもしれないと聞いた事があるので、これは早いところ行くべきかと、年末のテレビ番組があまりに退屈極まりないのを幸い、21時過ぎに近鉄電車に乗って出かけました。

東大寺に着いたのは22時過ぎ、警備の方の整理券は微妙ですよとの御言葉でしたが、まあ、せっかく来たんだから並んでおきましょうと待つ事一時間弱、23時過ぎに東大寺の法被を着た方が、整理券を配って下さいました。
そこから更に待つ事一時間、ありがたい事に今年の大晦日は風もなく、底冷えも大した事無く待っておりましたが、周囲にいた観光客の方々は寒い寒いの連発でした。

(゜-゜)、おん祭の晩の方が遥かに寒かったですけどねぇ (((´゚ω゚`)))

大梵鐘ですから撞木も巨大で、八人がかりで綱を引き、係りの方の合図で一斉に放します。
そして見事に低く深い音が響き渡ります。
私は65回目、一緒に参加した方々は殆ど女性でした(~_~)
ところで見ておりまして、撞木の当たる位置が撞座よりも少し下なのですが、これはどうしてなのでしょう?

大仏殿もライトアップ今年はNHKの『行く年、来る年』の中継が入っていたそうで、大仏殿の方は更に混雑していたようです。
入場制限が相変わらず出ておりまして、まあ、こちらもせっかくだからと並んでいる時には、既に鐘の音も聞こえず、1時近かったかもしれません。
大仏殿の観相窓が開かれるのは、基本、大晦日から元旦にかけてと、中元の万燈会の時だけです……が、昨年は特別な法要が夜間に何度か行われまして、この時も特別に開かれていました。

回廊では東北と奈良県南部の災害復興に協力と、特産品の販売も行われておりまして、私も多賀城市銘菓と、五條市の生姜湯などを購入させて頂きましたm(__)m

『氷室神社』元旦の氷献灯さて、初詣のハシゴは基本的には推奨できないと聞いた事があるのですが、今年もこいつを平気で破っております。
どうせだからと大仏殿の後に二月堂へ行き、そこから手向山八幡宮に詣で、更に若草山のふもとを抜けて春日大社の境内に……ここがまた、奈良県内有数の初詣スポットですから、時間が丑の刻だろうが寅の刻だろうが、待ってましたとばかりの人出です。
またも大人しく人の列の中に紛れて待っておりました……が、何もしないのも癪に障ると、少し動くたびに参道の石燈籠を眺め、『春日大明神』銘を探しておりました。
結局、見つけたのは場所を知っている(知っていても近付けない所も結構ありまして)三つだけ……御間道などは暗くて、多分これと思う物も銘が読めない(T_T)
よって、五基の内、二基は不確かなので三基だけでした。

春日大社には多分、三日にも行くと思いますので、簡単に御参りをして、いい加減帰って寝るべしと思いきや……登り大路の氷室神社で、この夜も氷献灯を行っていました。
ここは人が少なくて静かで良かったですが、時計を見れば3時半を回っているじゃありませんか((+_+))

ハシゴしまくりの不調法者をして、家にたどり着いたのは4時半過ぎ、結局、布団に入ったのは五時でして、そこから11時近くまで猫と一緒に寝ておりました。
そして起きて軽い食事を取った後、近所の風呂屋で初風呂を焚いていると聞いていたので行きまして、午後から橿原神宮神武天皇陵に散歩に行って参りました。
あ~ぁ、何処も人が多いねぇ……だって、初詣スポットだもの(-_-;)
 
鏡池越しに
この画像はこの前の日曜日(12月4日)の東大寺の様子です。
東大寺の境内も公会堂の前庭も、博物館や春日大社も含め、奈良市内はまだ紅葉の見頃だと思われます。

奈良市内で紅葉と言えば、ますはナンキンハゼでしょうか。
11月に入った後、近鉄奈良駅を下りて登り大路に立った時に真っ先に目に入るはずです。
ところが今年は11月の気温が高かったせいか、これが中途半端にしか赤くならずに、早々に散ってしまった木も多かったようです。
それなのに、未だに赤くなりきらずに葉が残っている木もあったりします(゜-゜)

東塔跡の銀杏東塔跡にいた鹿


東大寺境内で紅葉と言いますと、菅原道真の歌でも有名な『手向山八幡宮』なのですが、神社の境内にはこれと言うほどに目立つ木は見当たりません。
大仏殿の東側から上がって行く参道にも、特に目を引く木もありませんが、チョッと右手を見てみますと、東塔の基壇の残る窪地に、見事に赤くなったイロハカエデや、鮮やかな黄色を放つ銀杏の大木が何本も立っています。

講堂跡の紅葉と鹿特に銀杏の木は、高い枝から一面の周囲に葉を散らして、元の地面も見えないほどになっていました。
『正倉院』の近くの『大仏池』の銀杏も有名で、写真スポットにもなっていますが、この日には既に散っていました。

ここにあげた鹿の群れがいる場所は、大仏殿の北側にある『講堂跡』で、鹿の間に見える平らな石は、建物の柱の立っていた礎石です。

まんなおし地蔵尊にてこちらは私が度々行く『まんなおし地蔵尊』です。
初めて来た時から、ここにはイロハカエデの木が沢山あるのに気づいておりましたので、紅葉の時には絶対に行ってみようと考えておりました。
この地蔵尊は西に開いた細い谷間の奥に鎮座しています。
そのため、奥の斜面は夕方ともなると、西日をダイレクトに受ける事となって、楓の赤が一際鮮やかに見えます。
ちなみに春にも新緑がとても綺麗です。
そしていつものように、この場所には殆ど人が来ない……σ(^◇^;)
もう少し時間が早く暖かければ、紅葉を眺めながらしばらく( ̄▽ ̄)。o0○っとしたかったのですが、如何せん、既に日没も近く寒くなっていたので、適当なところで引き上げました。

そういえば、正倉院の門越しにクレーンのアームが二基ほど見えておりました。
そろそろ解体修理のための素屋根や足場が組まれ始めているのでしょうか。
西ノ京の薬師寺でも、東塔の両側に単管で組んだタワーが出来つつありました。
延びに延びていた解体修理が、こちらでももうすぐ始まるようです。

お身拭い中八月七日、東大寺の大仏様の『お身拭い』は毎年この日、朝七時から行われるようです。
今年は日曜日、朝早いけど行ってみようと思ったものの、根性が足りませんで……到着したのは八時過ぎσ(^◇^;)
一応、前もって聞いていた話では、九時過ぎまでは『お身拭い』で、その後に放水訓練があるとの事、多少は見学もできるでしょうと思いきや、皆さん、次々と須弥壇から降りて来るではありませんか(゜_゜)

実はここで一旦休憩、この後、再び戻って来て再開しました。
この画像に写っている大仏様の前に降ろされているゴンドラを吊るロープは早々に外されまして、どうやら頭や肩は終わったようです。
確かに埃を払うにしても、上から下へが当たり前ですから。
参加されているのは、若い御坊さん方をはじめ、塔頭や堂童子を勤める家の方々だそうで、大仏様や脇侍の仏様だけではなく、金堂内に置かれた創建当時のジオラマ、南門の二階部分なども掃除をします。

こうして見るとやはり大きいです……・毘慮舎那仏この大仏様、当然ながら中は空洞でして、背中の下の方から入り、頭などには中から上がる事ができると聞いています。
それにしても、あれだけの人が仏様の上に上って掃除を始めますと、改めてその大きさが分かるというものです。
右の手首の上に乗っている方がおられますが、あそこでどの位の高さがあるものやら……かなり怖いかも(*_*)

この掃除の埃をかぶると、一年を息災に過ごせるという事ですが、現在の金堂の回廊内の参道は切石で舗装され、周辺の芝生にも一般の人は普段は入れないので、昔に比べたら砂埃などはかなり少ないとの事、それでも日なたで見るとかなり埃が舞っているのが分かります。

『お身拭い』が終了したのは九時二十五分、その後放水訓練が行われ、十時過ぎには全て終わりました。
その後、私は二月堂の方に上がって行ったのですが、裏山では気の早いツクツクホウシどころか、朝の十時からヒグラシが鳴いておりました……それにしても(^_^;)暑い。

そしてこの日は、夕方から奈良町の『カクテルバー中新屋』、日が落ちきってからは『燈花会』とはしごをしてきましたが、その辺はまた項目を改めまして<m(__)m>
……にしても、最近、サボり癖が定着してきたなぁ(--〆)

御祈祷を受けた方は、持ち手と栞の着いた杯です。日曜日、木津川市の現地説明会の後、午後から大安寺の『光仁会笹酒祭り』に行って来ました。
昨年は土曜日、今年は日曜日だったので、かなり混んでいました。

JR奈良駅からシャトルバスが出ていたのですが、道がとにかく渋滞していて、バス通りから御寺には入る細い道も駐車場待ちの車が列を作っていました。

しかし、振る舞いの笹酒があるのにマイカーで来る人も結構いるみたいです。
そういう人たちは、水筒などを持参して、竹の杯に注いでもらう度に、移し変えて持ち帰っているようです。
更には、ドライバーの方でも雰囲気を味わってもらおうと、笹酒ならぬ『笹水』の振る舞いもあります。

拝観料を払うと竹の杯を貰え、これで御酒を頂けます。こちらの御寺は『癌封じ』を謳っているので、御祈祷を受ける方もとても多いようです。
御祈祷を申し込みますと、節の所の枝を取っ手のように残して赤い栞を結びつけた、チョッと洒落た杯を頂けます。
上の画像の御婦人が持っているのがこのタイプですが、チョッと分かり難いですね。

拝観料を払うと、私が去年も貰ったような竹を切った杯を頂けまして、これで綺麗な若い女性たちから、笹酒を頂けます。
こちらの男性が持っているタイプですね。

この笹酒祭り、夏にも行われているそうですが、今年は何曜日になるのかな?
この日曜日は、チョッと体調が思わしくなかったので、あまり飲んでおりません(~_~;)
まあ、酒飲みに行くだけが目的では無いのですけれどね……そもそも、私にしても、誰の命日だと思ってるんだ??(゚_。)?(。_゚)??

二月堂にて二月堂』の裏、以前に紹介した屋根のある手水場とは逆の位置、16時には閉まってしまう無料休憩所の手前辺りに、更に上に上って行く階段があります。
この脇に、このような石の道標があります。
真中の石に『まんなをし地蔵尊』と書いてあるのが分かるでしょうか。
今日、奈良国立博物館に行った後、訪れたのがこの御地蔵様です。

奈良博の方は、明日までやっている特別展示の『国宝を味わう』を見に行って来ました。
この展示を見ていて初めて知ったのですが、弘法大師の真筆は割合に残っているけれど、伝教大師の真筆は書簡が一通しか残っていないそうで、それがこの展示に出ておりました。

まんなをし地蔵

それはともかく、『二月堂』の上の石段を上がって行きますと、『遠敷神社』の赤い鳥居と御社を経て、更に上に『山手観音堂』があります。
その背後に、西国三十三カ所を勧請した場所があります。
そこも通り過ぎて、北の方に道なりに下りて行きますと、この『まんなおし地蔵』がおられます。
前掛けで殆ど御姿が分からないのですが、どういう訳か真っ黒に煤けているように見えます。
自然石の一面を平らにして、そこに薄肉彫りで御地蔵様が刻まれているようです。
『まんなおし』というのは『萬直し』なのか『間直し』なのか、色々な事を直してくれるそうです。

御金が埋められています。この御地蔵様の事を教えてくれたのは、奈良町で生まれ育った方です。
何でも、この御地蔵様の周りに、わざわざ見つかるようにお金を埋めてあるそうで、これを持って帰ると御守りになるのだそうです。
そしてもって帰る時には、次の人のために同じようにお金を埋めておく事。
なるほど~、この画像の下の方、ちょいと見難いですが、枯葉の間に一円玉が埋められているのが分かるでしょうか。
十円玉や五円玉では土の色に紛れて見つけ難いのでしょうかねぇ?
少し見回してみた限り、一円玉ばかりでした。

『まんなおし地蔵尊』から更に川沿いに降りてゆく道があるのですが、これをたどると大仏殿の裏手に行く道に出ます。
この三叉路にも、少し分かりにくいですが石の道標が立てられています。
実は私はこれを逆にたどって、二月堂に出て来たのですが、多分、二月堂から行く方が分かりやすいと思います。

それにしても、やはり地元の方に聞くと、面白い情報を教えてもらえるものです。
また何か変わった話を聞きましたら、紹介させて頂きます<m(__)m>
円照寺です大和の三門跡寺と言いますと、斑鳩の『中宮寺』、奈良の『法華寺』、そしてこの『円照寺』だそうです。
いずれも尼門跡寺院として有名ですが、円照寺は三島由紀夫の小説に出て来るとかで、不便なところにあるのに隠れた人気があるとかないとか???
しかし、観光寺院とは一線を画しているので、参拝は出来ません。
昨年の秋に、こちらの庭園の限定公開があったそうですが、平日の上に結構な倍率だったそうです。
まぁ、私は端から諦めていたのですがね(~_~;)

ところでここに何をしに行ったのかと申しますと、昨年の正月来の疑問、こちらの門跡寺のお飾りはどのような物か?
こいつを確かめに行った訳です。
ちなみに『中宮寺』の菊花紋を模ったお飾りは、先日の記事にも上げてあります。

紋の飾りもとってもシンプル上の画像をクリックして頂ければ、多少とも拡大しますが、上がりかまちの上に掛けられた正月の注連飾りは、かなりシンプルな物です。
横縄にウラジロとユズリハ、和紙のシデを下げただけで、普通のお宅の玄関に飾る物よりも質素かも……
門に掛けられたお飾りも、こちらの画像の通りです。

ところで私は東日本の出身なので、こちらで一般的な横長の正月飾りが、最初はかなり珍しく見えていました。
関東ではどちらかといいますと、縦長の物が多いですからね。

話し変わりまして、本日は春日大社の『神楽始式』でした。
こちらや奈良町界隈の事は、また記事を改めまして<m(__)m>

冬枯れの若草山を背景に超ベタな写真ですみません<m(__)m>

勝間田池(大池)越しの薬師寺伽藍です。
年が明けたら、この風景も別物になるので、昨日の『お身拭い』の後に、少しだけ足を伸ばして行って参りました。
金堂の後方には東大寺の大仏殿が、東西塔の間には興福寺の五重塔が遠く写っています。

この池沿いの道、やや広めの歩道もあるので、ジョギングや犬の散歩をする人も良く通ります。
そして同様に良く見られるのが、カメラを構える人(~_~;)
私が行った時も、二人ほどおられました。

若草山から高円山まで

相変わらず下手な三枚合成のパノラマにしますと、こんな感じ(@_@;)
クリックすると大きくなりますが、粗も目立ちます。
それはともかく、左端の茶色く枯れた山は若草山、右端の三角形の窓のような空地が見える山は高円山です。

勝間田池の鴨池には、これぞとばかりの鴨の群れが飛来していました。
鳥の種類が良く分からないのですが、おなじみのカイツブリやマガモの他にも、頭の赤いやら、くちばしの平たいのやら、黒い(バンかな?)も見られまして、こちらを見ていても楽しいです。

それにしても、一部の連中が渦巻きを作って泳いでいるのですが、水面下に何がいるのかな?
この巨大溜池ですから、鯉や何かの養殖もしていると思うのですが。
大元堂と紅葉秋篠寺に行ったのは先週の土曜日(13日)です。
本来ならば六月六日にだけ開帳する『別尊大元帥明王』が、特別に二週間ほど開帳して下さるそうで、夜からの
興福寺『慈恩会のついでに行って参りました。

この寺に来たのはもしかして、二十年ぶりくらいかも(@_@;)
平城駅で下車して、競輪場の前を通って行ったのですが、この方がバスで行くよりも早いかもしれません。
どうも、大昔に行った時と景色が違うようなと思うのも当たり前、バスは東門の近くに着きますが、このコースで行くと南門の方から入る事になります。

奈良市秋篠町『八所御霊神社』その手前にあるのが『八所御霊神社』です。
御祭神は火雷大神(菅原道真)、崇道天皇伊予親王藤原夫人藤原広嗣文室宮田麻呂橘逸勢吉備大臣(吉備真備)の八柱です。
何となく、ちょっと変わったメンバーに思えるのですが、他の八所御霊はどのような顔ぶれでしたかね?

大元大帥は鎌倉時代の御生まれ、えれぇ迫力のある御方でした(~_~;)
あっちにもこっちにも、蛇をアクセサリーのように絡ませて、怒髪天を突く様子で目と歯を剥いておられました(ーー;)

秋篠寺 金堂跡秋篠寺というと、技芸天を思い出される方も多いと思いますが、私は苔の間に見える礎石が気になりまして……σ(^◇^;)
何せ、一面に苔の生えている場所は金堂跡なんですよ。
この苔のある限り、基壇の調査はほぼ出来ないよなぁ……などと不埒極まる事を考えておりました。
ちなみに技芸天のおられる本堂は、本来は講堂でして、金堂が焼けてしまった後の鎌倉時代に改修されたのだそうです。

東塔の礎石実はこの寺で一番私の興味を引いたのが、この面白みのない画像のモノですね。
これ何?って、東塔の礎石です( ̄▽ ̄)。o0○
南門から入ってすぐ右手の竹やぶの中にありますが、人によっては左手に立っている会津八一の歌碑に気を奪われて、殆ど見ていない可能性もありそうです?(゚_。)?(。_゚)?

帰りは東門に出てバスで帰ろうかなと思ったのですが、ついさっき出てしまった後のようで、西大寺までフラフラと歩いて行きました。
案外近いのね……次に行く時は、歩いて行っても全然、大変じゃなさそうだわ。
おまえは誰か
HN:
うめぞー
性別:
非公開
自己紹介:
明日は歴史作家!

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