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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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二月堂にて二月堂』の裏、以前に紹介した屋根のある手水場とは逆の位置、16時には閉まってしまう無料休憩所の手前辺りに、更に上に上って行く階段があります。
この脇に、このような石の道標があります。
真中の石に『まんなをし地蔵尊』と書いてあるのが分かるでしょうか。
今日、奈良国立博物館に行った後、訪れたのがこの御地蔵様です。

奈良博の方は、明日までやっている特別展示の『国宝を味わう』を見に行って来ました。
この展示を見ていて初めて知ったのですが、弘法大師の真筆は割合に残っているけれど、伝教大師の真筆は書簡が一通しか残っていないそうで、それがこの展示に出ておりました。

まんなをし地蔵

それはともかく、『二月堂』の上の石段を上がって行きますと、『遠敷神社』の赤い鳥居と御社を経て、更に上に『山手観音堂』があります。
その背後に、西国三十三カ所を勧請した場所があります。
そこも通り過ぎて、北の方に道なりに下りて行きますと、この『まんなおし地蔵』がおられます。
前掛けで殆ど御姿が分からないのですが、どういう訳か真っ黒に煤けているように見えます。
自然石の一面を平らにして、そこに薄肉彫りで御地蔵様が刻まれているようです。
『まんなおし』というのは『萬直し』なのか『間直し』なのか、色々な事を直してくれるそうです。

御金が埋められています。この御地蔵様の事を教えてくれたのは、奈良町で生まれ育った方です。
何でも、この御地蔵様の周りに、わざわざ見つかるようにお金を埋めてあるそうで、これを持って帰ると御守りになるのだそうです。
そしてもって帰る時には、次の人のために同じようにお金を埋めておく事。
なるほど~、この画像の下の方、ちょいと見難いですが、枯葉の間に一円玉が埋められているのが分かるでしょうか。
十円玉や五円玉では土の色に紛れて見つけ難いのでしょうかねぇ?
少し見回してみた限り、一円玉ばかりでした。

『まんなおし地蔵尊』から更に川沿いに降りてゆく道があるのですが、これをたどると大仏殿の裏手に行く道に出ます。
この三叉路にも、少し分かりにくいですが石の道標が立てられています。
実は私はこれを逆にたどって、二月堂に出て来たのですが、多分、二月堂から行く方が分かりやすいと思います。

それにしても、やはり地元の方に聞くと、面白い情報を教えてもらえるものです。
また何か変わった話を聞きましたら、紹介させて頂きます<m(__)m>
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