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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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土曜日に東大寺で森本長老の『聖武天皇の実像を追って』というシリーズのお話を久々に聞いて参りました。
今回のサブタイトルは『藤原広嗣の乱の真実』ですが、冒頭から、この事件ほど一般的に誤解されている事件も珍しいという趣旨のお言葉。
何を一体、誤解されていると長老は御考えなのか……つまり、この反乱騒ぎの時に聖武天皇のとった行動についてでした。

これについては、この十年くらい若い研究者などの認識では、かなり覆されているような印象を受けますが、今でもチョッとした有識者の話などでは、筑紫で謀反騒ぎが起きたために、天皇は平城京を捨てて逃げ出して彷徨った云々……(*_*;
『続日本紀』を正直に読めば、そのような事は書いていないのが良く分かりますので、私もそのようには認識しておりません。
筑紫の戦乱など一種の想定外、それよりも先に、天皇には東国経由で恭仁に入る行幸を計画していたはずです。
この辺は、ここの戯言でも再三に書いておりますが(-_-)

ただし……ここで私の認識不足が知れたのは、玄昉僧正に関しての事。
例えば『源平盛衰記』に見える“広嗣の乱ならびに玄昉僧正のこと”では、どのように扱われているのか。
ここでの玄昉僧正は、聖人中の聖人として理想化した姿で描かれているそうです。
この僧正と皇后(中宮ではなく)が関係を持っていると、目撃した藤原広嗣が天皇に報告し、驚いた天皇がその様子を伺いに行くと、千手観音と十一面観音に見えたとか何とか……(・・?
この事によって広嗣は筑紫に左遷され、それを恨んで謀反に走った云々……えらく、イージーなストーリーになっておりますが(^_^;)
 この後、これをテキストとして、曲解されたまま物語が広まった事もかなり、誤解を受ける要因となったそうです。

いずれにしても玄昉は、唐帰りをアピールし、一切経をフルテキストで購入して天皇に献上し、それらの功績で僧綱のトップにまで上り詰めた人でしたが、かなり自意識過剰な上にワンマンで、他者との協調ができない人だったようです。
あまりに好き勝手に振舞ったようで、ついには勅命で僧綱の印を没収され、そちらへの命令などが出来なくなります。
そうなれば六大寺の僧侶らは、一斉に反旗を翻して僧正の追い出しにかかったようです。
この人が後に筑紫の観音寺に左遷されたのは、組織からはみ出したためなのかも知れません。

ハリオ式ドリッパー一方、藤原広嗣が大宰の少弐になったのは左遷という訳ではないというのが、森本長老の御考えです。
私もこれには賛成です。
大宰府は出世の関門の一つです、少なくとも奈良時代においては。
しかし、広嗣はそうとは捉えられなかった……この御意見には、少々疑問ですが。
この時の大宰府は、帥は空席、大弐は遙任という状況で、中央からやって来た高官のトップは二人の少弐だったようです。
果たしてこの片割れ、二十代半ばの若い男に大宰府の猛者たちがどうして従い、、共に中央政府に弓を引くような行動をとったのか、これが私にはいつも疑問になっている部分です。
時の大宰府は、どのような状況で、どれほどの不満や渦巻いていたのか、これがどこでも問題にされていないような気がするのですが……

本日の画像は、ようやく買いました、『ハリオ式ドリッパー』
早速今朝から、これでコーヒーを入れております。
ようやく、カメラから画像をパソコンに移しました。
さて、明日は『橿原神宮 百々手式』の画像だけでも上げませんと(~_~)
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