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え~と、元旦ですね、明けましておめでとうございます<m(__)m>
法隆寺東院の舎利殿には、聖徳太子が二歳の時に出現したという仏舎利が伝わっています。
この舎利を本尊とした『舎利講』という儀式は、昔は毎日正午に行われていたそうですが、現在では正月の三が日にのみ行われるようになったそうです。
舎利殿は、桁行3間、梁行2間の内陣の南側に1間の廂が付いた建物です。
入り口一間の吹き抜けを挟んで西側に同じ規模の絵殿があり、この二つの建物は一連のように見え、夢殿の北側に建っています。
この法要には昨年にも行って来ましたが、割合に知られていないようで、十人足らずの人が舎利殿が開くのを待っていた程度でした。
殿内の中央には大きな厨子が安置され、その前に聖徳太子二歳像の小さな厨子が置かれ、火が灯され香が焚かれ法要が始まります。
法要中も三々五々、人が殿内に入っては来るのですが、暫くするとすぐに出て行くような状況です。
最後に若い僧侶が大きな厨子の右側面の扉を開いて、橙色の蜀江錦の七重の袋に包まれた舎利容器を取り出し、衆目の前で開いて行きます。
昨年は袋の裏地の色を眺めておりましたが、今年は結んでいた緒の色を見ておりました。
外側から、緑、赤紫、白、紫、橙、白、橙の順で、水晶の五輪塔型の舎利瓶を直接覆う蓋のようなカバーには緒はありません。
そして今年も……かすかに見えているのが御舎利なのか、干渉光なのか判らない(/_;)
絵殿には聖徳太子伝を描いた壁画が安置されて、夢違観音に似せた仏様がおられます。
この殿が開くのもこの時だけのようです。
この後、隣接した中宮寺の前まで行って、昨年同様に菊花紋の注連飾りを見てきました。
法華寺、円照寺の注連飾りは……さて、三が日の内に確かめに行けますやら?
そしてまだ明るかったので、斑鳩を出て奈良方面に向かい、正月早々、ろくでもないところへ行くのでした……また項目を改めまして<m(__)m>