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こいつが封建時代とか戦国時代とかならば、割合に力関係の構図が分かりやすいんですが、このたび私がのた打ち回っているのは、力業を伴わない政争を背景としているので、更に入り組んでいるような気が致します。
と、何を勿体つけて申しているのかと……婚姻関係です。
権力を持っている人たちの間では、結婚問題は多分に政略を含んでいる事など、今更人に言われなくてもどなたも理解していると思います。
今ここに、太政官入りを目論む御仁がおります。
この人に輿入れを控えたような年の姫御がいたとします。
時は奈良時代後半……
ここには『万葉集』あたりに代表されるような、おおらかと言うか明け広げと言うか、現代感覚にも共感できるような自由恋愛は、あまりに期待できないと考えられます。
輿入れする姫君は人質、とまでは申しませんが、それに近いものは絶対にありましょう。
私が分からないと、あえて素っ飛ばそうとするのは、ここにおける若い男女の心の機微でして、そんなデリケートな部分に関わってたら、親父どもの水面下の切った張った、こけた潰した、投げたすくった、謀った企んだは考えられたものじゃない……(--〆)
構図が変わるのは、そのデリケートな部分の崩壊からだな。
相変わらず、身も蓋もあったもんじゃないな(-_-メ)
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