恐ろしき五十代(＠_＠;) 2011/02/04 (Fri)

相変わらず、延々とルビを振りながら読み返しております。
しかし、一昔も前から気付いているけれど、うちのキャラクターは本当に良くしゃべる。
なるべく説明口調にならないように、しかし状況説明を会話で流して行くと、やたらにしゃべり続けるんですよね、この連中……

手嶋王と山部王の兄弟もひたすら、胡散臭い話を延々としていますが、もっと凄い人達がおります。
それが湯原王（５５歳・宮内卿）と藤原朝臣仲麻呂（５２歳・紫微内相）ですわ(~_~;)
話している内容が、きな臭いなんて通り越して、やたらに恐ろしい……
山部王（２１歳・内舎人）、萎縮しまくってます。

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「諸兄(派の残党にとっては都合の良い解釈だ。自らが画策した事を相手の仕業として吹聴したいか。諸兄とて太上()天皇の手前、そこまでは出来なかったものを」内相は苦笑する。

「何れにせよ、短慮な若い者を唆すには、身内の不幸を大袈裟に吹き込む。なかなか悪い手ではないのやも知れぬ」伯父も鼻先で笑う。

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このオジサン二人（紫微内相と宮内卿）にとっては、この程度の会話は序の口ね。
かつて皇后宮職と摂津職がとある場所で、とある事件を巡って、事実の隠蔽と改竄を競って行っていたみたいな事を平気で暴露してくれます……場合によっては騙す相手は太政官(+_+)
おまけに黒幕は複数いるから、とにかく話がややこしい((+_+))

あぁ～、ホントに私の書く話って、華も色気も有ったものじゃないわねε-(￣ヘ￣)┌

そういう訳で、内容とは関係ない画像は、多少とも華のあるやつでも？
昨年の遷都１３００年祭の時に、東院庭園で行われた『曲水の宴』の様子です。

えま様、拍手とコメントありがとうございました。
奈良時代の刀剣ならば、正倉院に実物が、最高の保存状況で多数残っています。
これが一番優れた資料だと思われます。