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何となく、私の書いた話の中にまともに藤原恵美家の息子って出てきたかしらと、少し気になって昔の原稿を眺めておりました。
出てきますね、どういう訳かこの御仁が何度か。
大刀自たる藤原哀比良が危篤の知らせに、田村第に息子らが集まって来る時のシーンです。
私ゃ、この御仁に何か思いいれはあるのかしら?
そういうものとは無関係に出て来る人も、時々いるって事なのかな??
それにしても、スメラミコト、どうしていつも相手に敬語使ってるの、皇族なんだからもう少し毅然としてても良いのと違うの???
出てきますね、どういう訳かこの御仁が何度か。
「御身も来られていたか」そう声をかけて、側に腰を下ろす姿は七男の薩雄だった。
「ええ。御身も越前からいつお戻りになられたのです」
「つい十日も前だ。あの御方の出家騒ぎで呼び戻されたようなものだよ」
私より一つ年上のこの男は、三年前までは同じ内舎人だったが、さっさと従五位下の位をもらって越前守として赴任した。兄弟の内では下から数えた方が早いせいか、異母兄たちに遠慮をしているよりも、地方にでも行った方が気が楽だと、年の内にいくらも都にいない。藤氏に限らず、兄弟の多い家には大抵こういう変り種がいる。
「尚侍様に御面会はされないのですか」
「兄らが枕元でジメジメしている横になど居たいか、宮は」腕組みをして鼻で笑う。
大刀自たる藤原哀比良が危篤の知らせに、田村第に息子らが集まって来る時のシーンです。
私ゃ、この御仁に何か思いいれはあるのかしら?
そういうものとは無関係に出て来る人も、時々いるって事なのかな??
それにしても、スメラミコト、どうしていつも相手に敬語使ってるの、皇族なんだからもう少し毅然としてても良いのと違うの???
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