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先日の日曜日、五條市の宇智陵に行った後、一番近い黒駒町の御霊神社に行って来ました。
五条市内に分社されている御霊神社は21とも22ともいいますが、本宮は霊安寺町にあります。
1238年に地元の豪族である吉原氏と牧野氏が争って十社に分祀し、その後も吉野川の北と南で競うように分社した結果だと聞いています。
黒駒町は川の南に位置し、つい最近に本殿の修復をしたようで大変鮮やかです。
この御社の破風の下、真っ赤な鬼か雷様が右の頬に手を当てて、片膝立ちで座っていますが、これが妙に可愛かったりします。
少し離れて眺めていましたが、直会が始まったようなので退散して参りました。
例祭は十月二十二、二十三日とありましたが、さて、何の御祭なのでしょう?
ところで御霊神社というと、関東では祖先神を祀る御社という意味合いが強いのですが、関西でも奈良と京都では怨霊となった人々を祀る御社が圧倒的に多いようです。
いわゆる八所御霊のように、何柱かを御祭神とする所が多いのですが、本来の祭神は井上内親王です。
間違っても早良親王でも菅原道真でもありません。
だから本宮が五條市にあるのですね。
早良親王ならば、京都の上御霊、下御霊の両社ですし、菅原道真ならば北野天満宮です。
この日も宇智陵のついでに思い立ったので、地図を眺めて栄山寺までの道すがらに寄ってみた程度です。
そういう訳で、神社以外の処にも立ち寄っており、それが古墳だったり、この史跡『宇智川磨崖碑』だったりします。
場所は栄山寺口を入ってすぐ左側、看板や石碑もあるのですが、殆ど目立たないために通り過ぎる人も多いようです。
細くて水が所々で染み出しているような階段を下りて行くと、道の下には、宇智川がかなり深く細い渓谷を造っています。
対岸の岩肌に経文から取った文が刻まれているらしいのですが、風化してしまって殆ど読み取れないそうです……ってのか、それ以前に何所に刻まれているのか分からないσ(^◇^;)
寒い時期に訪れた事が無いのですが、ここは夏でもとても涼しいです。
奈良県は海が無いので、夏には川で遊ぶ人も多いようですが、この場所は泳ぐには一寸、怖そうな……下流の方、もしかして吉野川に向かって滝になっているかもしれません。
ここから栄山寺までは車でなら数分とかかりません。
では続きは明日以降に栄山寺からm(__)m
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