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こちらはいつも外から拝むのみ、堂内に入る事ができるのは一年に一度だけ、十月十七日(毎年同日)です。
そして今年は土曜日に当たっているのを幸い、久々に行って参りました。
ところが興福寺の境内に入った途端、このような御僧侶が御堂に向かっているのに出会いました……もしかして、これから法要?
拝見を待っている人の列に並んでいくらもしない内に係りの方が、これから法要を行いますので、一時間ほど御堂に入れませんのでご理解のほどをお願い致しますと……(*_*;
ところで今日の興福寺は雨模様なのに、チョッと混んでいます。
そして土曜日とは言え、南円堂の拝観日がこれほど混むのも珍しい状況のようです。
その理由は何かって?
今日から『興福寺国宝特別公開2009-お堂で見る阿修羅-』が始まっているためのようです。
このイベントは11月23日まで行われるのですが、来週からの正倉院展の頃には滅茶苦茶混雑が予想されそうですし、終わる直前も恐らく長蛇の列が出来る事でしょう。
ところが今日はと申しますと……南円堂の前の列よりも遥かに空いていますわ、と言うか、列そのものが仮金堂の前に出来ていないんですよ。
そういう訳で、これから一時間の時間をただ待つのも芸が無い、九州から帰って来た八部衆と十大弟子でも拝みに行きますかと、拝観権売り場のテントに向かうのでした。
仮金堂に入るのは何年ぶり?
いつぞに『慈恩会』に行った時以来ですわ。
こいつは消えちまったセカンドページに記事があったんですけどねぇ……困ったもんだね、まったく(--〆)
それはともかく、あの大きな江戸仏の釈迦如来の前に置かれた阿修羅像の姿が、何とも奇妙でした……というか微妙なのかな。
造られた時代が約1000年違うのですよね。
一瞬、合成映像を見ているような変な感覚すら覚えまして、これはこれでかなり面白いかなと私には思えましたわ(-_-)
仮金堂から出ようとしたら外は土砂降り、もう少し踏みとどまって、大きな本尊や鎌倉仏に囲まれた天平仏の一群をぼけ~っと眺めておりました。
乾漆仏の装飾は綺麗です、見慣れた鎌倉仏の切金とはまた違う優美さがありますからね。
それがこれだけ見事に残っているのは大したものですとは、沙羯羅や緊那羅を眺めつつの感想です。
こちらの不空羂索観音に御逢いするのは一年ぶりでしょうか、相変わらず貫禄ありますわ。
仮金堂の四天王もそうなのですが、康慶の仏様は実に堂々としておられます。
つい、国宝館に並ぶ天平時代の仏様に目が行きがちですが、興福寺は鎌倉時代の代表彫刻の宝庫なんですよね(^・^)
北円堂の御本尊(弥勒如来)や無著・世親立像も然りですね。
ところでついでの与太言でも……(-_-;)
仮金堂の内では繰り返し八部衆などの説明をしてくれていました。
八部衆の作られたのは天平六年、西暦にすると734年の事となるそうです。
……ってぇと、うちのスメラミコトよりも年上になるな、三つほど。
もしかして、そうすると、蔵下麻呂と同じ年なんだ……(・・?
へぇ~ぇ、蔵下麻呂って阿修羅像と同い年ねぇ……いや、可笑しくもないし、どうでも良い事なのですけど、つい笑いがσ(^◇^;)
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御堂ってなに?
Re:御堂といえば
藤原道長の事だよ?
それとも大阪にある本願寺の別院か??
でも、どっちも“みどう”だわねσ(^◇^;)