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中門を入ると右に金堂、左に塔、門から伸びた回廊は金堂と塔の後の講堂につながる、この伽藍配置は『法隆寺式』です。
つまりここは、ズバリ、『法隆寺』です。
聖徳太子に疎まれている(と思い込みのある)うめぞーが、どうして法隆寺に行ったのかと申しますと、正月の三が日に行われる行事のためです。
そういう訳で法隆寺に行ったのは昨日の事で、今日(四日)は私、仕事始めでした(゜.゜)
一月一日から三日まで法隆寺で行われるのは『舎利講』という法要です。
厩戸皇子(むしろ聖徳太子)が二歳の春に、東を向いて「南無仏」と唱えた逸話は有名で、その像も多く作られていますが、この時に合わせた手の間から一粒の御舎利が零れ落ちたのだとか。
そしてその御舎利を正月の三日間のわずかな時間だけ、衆生にも拝見させてくれるのがこの儀式です。
御舎利は普段は東院伽藍の舎利殿に安置されています。
十三時より少し前に絵殿と舎利殿が開けられて御僧侶方が御出でになり、粛々と法要が始まります。
そして最後に、厨子から赤い包みが取り出され、衆目の前におかれた台の上に置かれ、七重の袋が一枚ずつ開かれます。
袋の裏地の色は外側から、白、紫、薄黄色、黄色、薄茶色、縹色、薄紅色でしたが、緒の色はちゃんと見ておりませなんだ(~_~;)
そして最後に現れるのが、水晶で作られた五輪塔をかたどった舎利瓶です。
私はかなり良い場所に陣取りまして、結構間近に見ていたのですが、舎利瓶の内側が少し曇っていたせいか、御舎利があまりに小さいためなのか、全然見えませんでした(T_T)
周囲の方々も、全く分からなかったそうで……覗き込む訳にも行きませんしねぇ。
法隆寺に行ったのは、実に六~七年ぶりでしょうか。
車で一時間程度の場所で、見るものも決して少なくない寺院ですが、足が遠のきがちなのは実は拝観料のせい?σ(^◇^;) ?
それはともかく、こちらに隣接して『中宮寺』があります。
こちらで御正月に見ることが出来るのは、この画像のような可愛い注連飾りです。
もう少し大きな画像にしたかったのですが、破風の菊の御紋と並べたかったため……なのに、上の御紋は殆ど分かりませんね(*_*;
この注連縄、十六弁の菊花を象っています。
何せ尼門跡寺ですから。
法華寺や円照寺でも、同じような注連縄を飾られているのでしょうか。
今度確かめに行ってみたいです……って、来年の正月の話か(ーー;)
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