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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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 明日まで奈良国立博物館で行われている特別展です。
何故また、こうも押し迫った頃に見に行ったのかと申しますと、今週の火曜日からようやく浄瑠璃寺の『吉祥天立像』の展示が始まったためです。
さらには伝香寺の『地蔵菩薩立像』(はだか地蔵)や、海住山寺本堂の本尊『十一面観音立像』の展示もありますので、仏像好きには待つ甲斐があります。

伝香寺の御地蔵様はお着替えの法要などでも近くで拝観できますし、海住山寺の御本尊は少し前に仏像館の特別展示にも出ていたので、間近で拝む機会もありましたが、吉祥天様は特別拝観の時期に行っても薄暗い阿弥陀堂の御厨子の中なので、あまり詳細に拝見する事も出来ません。
浄瑠璃寺の冬そういう訳で、この一週間が千載一遇と言っても良い機会です。
独立ケースに展示されていますので、360度フリー、後姿も横顔も、髪型や衣の裾や瓔珞の細部までも、ごく間近で照明の下に拝む事が出来ます。
いや、ホント、実に御美しい御方です。
そして今更ながら、見れば見るほど顔立ちは鎌倉仏(慶派)です。

ところで解脱上人って何方?
私はつい、興正菩薩(叡尊)と勘違い致しました(-_-;)
貞慶さんは鎌倉初期に、叡尊さんは中期にそれぞれ活躍された名僧で、何れも南都の仏教興隆に貢献された方です。
貞慶さんという御方、チョイト以外でしたが公家の出身で、かの信西入道の孫になるのだそうです。
子供の頃に興福寺に入りエリートコースに乗っていたのですが、平氏による南都焼き討ちや南都復興を機会に今までの仏教界などに疑問を抱き、興福寺を出て笠置寺に移り、その後も海住山寺や浄瑠璃寺にも行き、それぞれの復興に尽くされたという事です。
今年は、この貞慶上人の八百年御遠忌に当たるのだそうです。

浄瑠璃寺三重塔 薬師如来の開帳私は教義的な事になると皆目分からないのですが、貞慶さん、時期によって信仰されている対象が微妙に変化しているような……
この時代、本地垂迹説が盛んでして、貞慶上人は春日大明神(本宮四柱と若宮一柱)の本地仏への帰依をされているのは確かです。
比較的若い頃には笠置寺で弥勒仏を信仰し、更には阿弥陀如来、そして最晩年は観世音菩薩の補陀落(ふだらく)浄土に生まれ変わる事を切望していたようです。

それにしてもかなり贅沢と申しますか、見ごたえのある展示でして、博物館に入ったのが12時半過ぎくらいだったのですが、特別展を見終わったがの17時過ぎ……常設展まで軽く眺めていたら、結局、閉館時刻の19時前になってしまいましたσ(^◇^;)
この前の京博の特別展といい、今回といい、どうしてこんなに時間がかかったんだ?(゚_。)?(。_゚)?
人は多かったけれど、順番待ちなんていう展示は全く無かったのですが……
確かに仏像の展示はかなり充実していましたし、私の最も好みの鎌倉仏、おまけに慶派ですから、まあ分からないでもないかな( ̄▽ ̄)。o0○
いつも常設展で正面からしか見る事の出来なかった、弥勒菩薩立像や十一面観音立像が独立ケースに入っていたりもしましたからねぇ(^_^)v

参考までに今回上げた画像は、今年の一月に拝観して来た浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)です。
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