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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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今日は一日、雨に引き続いて雪という荒天で、十四時過ぎくらいまで家で、まともな仕事にならない仕事をしておりました。
雪がやんだ頃に葛城市の歴史博物館に行ったのですが、橿原市内で道脇や歩道などに残っていた雪が、葛城市内に行ったらほぼ解けている……こちらは昼ごろには止んだらしいので、解けるのも早かったようです。

古墳時代のコーナー葛城市歴史資料館では、二十日まで当麻寺の練り供養で使われていた、鎌倉時代から江戸時代までの二十八面の行道面の展示をしています。
これが結構圧巻で面白い(^_^)v

ところがこの画像は昨日の続きの橿原考古学研究所付属博物館の常設展示です。
そして独立ケースで並んでいるのは、四条古墳や石見遺跡で見つかった人物埴輪の頭部です。

四条古墳の埴輪四条古墳の埴輪ご存知の方も多いと思われますが、五世紀の末に西日本で現れた人物埴輪が大いに花開く(?)のは関東地方での事です。
武蔵や毛野で大規模に埴輪窯が作られ、盛んに人や動物を始めとした形象埴輪が作られたのは六世紀、この時の畿内を始めとした西日本では、埴輪は衰退期に入っていました。
だからと言って奈良や大阪に人物埴輪がない訳ではありません。

四条古墳の埴輪石見遺跡の埴輪橿原市の四条古墳群の一号墳や、三宅町の石見遺跡の埋没古墳の周濠から見つかった、これらの男子像は古墳時代中期の末の物です。
何れの古墳でも、頭部の残りの良いのは男子像ばかりなのか、島田髷のように髪を結った女性像は展示されていません。
そして男子像にも、顔に線刻のある物とない物があります。
線刻は刺青と考えらえていますが、もしかしたら一時的な化粧を現している可能性もあります。
線刻だけではなく、赤い顔料などが塗られた例もあるので、一概には言えないようです。
頬から顎にかけた髭のような線と、鼻梁に鳥が翼を広げたような形を入れる例は、ここに限らず中和では時々見かけます。

古事記や日本書紀にも、目元を強調するような刺青を入れた男性の記述が現れますが、この人たちは武人だと思われます。

 
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