忍者ブログ

うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

HOME Admin Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

いったいこの女性は何者なのでしょう……?この女性の俑も『天理参考館』にある物です。
(よう)とは、日本で言えば埴輪のような物でしょうか。
お墓に備える、人をかたどった像です。
陶磁器が多いのですが、木製や金属製も見られます。
埴輪と決定的に違うのは、お墓の外ではなく中に一緒に葬られる事です。
そのため、埴輪よりも遥かに残りが良いのが御覧頂けるでしょう。

この女性俑はあまり大きな物でもなく、高さにして30cm程度だったでしょうか。
唐代の女性にも騎馬の習慣があった事を示しているのでしょうと思いきや……この馬、鞍や鐙どころか手綱すら着いていない裸馬です。

こちらの貴婦人も鞍に跨っています。更にはもう一体、女性騎馬像があります。
こちらの女性の乗る馬は、彩色で馬具が描かれていますし、手のポジションから考えても、手綱があるという設定で良いのだと思われます。
実際の紐か何かで、表現されていたのかもしれません。

女性用の横座りの鞍が日本でもあったらしいのですが、俑でも見た記憶があります。
しかしここではどちらの女性も、裳ではなく袴らしき物を身につけて、馬の背に跨っています。
唐代の古墳壁画には、男装の女官が描かれていますから、女性も時には男性並みに仕事をする必要があったのかもしれません。
馬に乗るくらいたいした事でもないのでしょう(^^ゞ

それにしても、上の画像の裸馬に乗っている女性は、もしかして胡人なのでしょうか。
走っている馬に平然と乗って、振り返って笑みまで浮かべているのですから、乗馬など朝飯前という感じですか。
胡人の騎馬像を見ても、たいていが裸馬に乗っていたような気がするんですが?
PR
この記事へのコメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧

きのう、裸馬仕事

きのう、裸馬仕事すればよかった?
おまえは誰か
HN:
うめぞー
性別:
非公開
自己紹介:
明日は歴史作家!

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

お天気情報

-天気予報コム-

最新コメント
[02/06 賀茂史女]
[02/05 うめぞー]
[02/02 賀茂史女]
[01/30 うめぞー]
[01/30 マム]

ブログ内検索

メールフォームです
今日の参考に

Copyright ©  -- うめぞー、思案中 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / Powered by [PR]
 / 忍者ブログ