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この前、本ページに、鳥形土器に引っかかっていると書きました。
それに伴ない、近つ飛鳥博物館に『大阪の古墳時代を考える』という企画展を見に行き、『古墳時代渡来文物の新研究』という講演を聞いてきました。
こちらで絶対に、大阪で出土した鳥形土器の例が見れるはずと思って出かけたのですが、案の定、四つほどの例が展示されていました。
これによると、鳥形土器は渡来人によって韓半島から持ち込まれたようなのですが、移入当時から日本化されたようで、土師質の物は5世紀以降は見られず、この後は須恵質の物、鳥形はそう(瓦偏に泉…字が出ない(T_T))などに変化するそうです。
大阪府の文化財センターの発掘した池島・福万寺遺跡(東大阪市・八尾市)からは、この画像のような鴨と思われる水鳥をリアルにかたどった土器が出土しています。
私が現在探している例は、時代的にもこいつが割り合いに近いようなのですが、底部を覗いてみても、脚部があったのかどうか分かりません。
そして、口も開いていないようです。
他にも二例の遺物が展示されていましたが、こちらは八尾市の小阪合遺跡で見つかった土師質の鳥形土器です。
時代は古墳中期、頭は完全に飾りと化していて、当然ながら口は開いていません。
液体を入れる容器として使われたようですが、注ぎ口は背中に開いた穴だけのようです。
どうやら韓半島で出土する鳥形土器は、背中に水を入れる大きな口が付き、注ぎ口になる小さな口は尻尾の辺りにあったようですがが、日本の物は首の側についていたようです。
こいつは寝屋川市の讃良郡条里遺跡から出土した、やはり須恵器の鳥形土器です。
これも小阪合遺跡の物のような、長い首が左側についていたと思われます。
首の下に小さな穴が開いていて、ここから水を注いだようで、これがやがて“はそう”に鳥の首や尾や羽の付いた形へと変化して行くようです。
いずれにしても、こいつが何に使われたのか良く分かりません。
墓に埋葬した例もあるのですが、ここにあげた三例はいずれも古墳には伴なっていないようです。
なお、今回の企画展は特に断っていない展示物以外は、写真を撮ることが出来るので、臆面もなく写して参りました。
4月13日まで行われていますので、お近くの方は是非ともお出かけ下さい。
ただ今、隣接の『近つ飛鳥風土記の丘』は梅の花の見頃です。
詳しくは下記まで↓
http://chikatsu.mediajoy.com/2008_spring/index.html
それに伴ない、近つ飛鳥博物館に『大阪の古墳時代を考える』という企画展を見に行き、『古墳時代渡来文物の新研究』という講演を聞いてきました。
こちらで絶対に、大阪で出土した鳥形土器の例が見れるはずと思って出かけたのですが、案の定、四つほどの例が展示されていました。
これによると、鳥形土器は渡来人によって韓半島から持ち込まれたようなのですが、移入当時から日本化されたようで、土師質の物は5世紀以降は見られず、この後は須恵質の物、鳥形はそう(瓦偏に泉…字が出ない(T_T))などに変化するそうです。
大阪府の文化財センターの発掘した池島・福万寺遺跡(東大阪市・八尾市)からは、この画像のような鴨と思われる水鳥をリアルにかたどった土器が出土しています。
私が現在探している例は、時代的にもこいつが割り合いに近いようなのですが、底部を覗いてみても、脚部があったのかどうか分かりません。
そして、口も開いていないようです。
他にも二例の遺物が展示されていましたが、こちらは八尾市の小阪合遺跡で見つかった土師質の鳥形土器です。
時代は古墳中期、頭は完全に飾りと化していて、当然ながら口は開いていません。
液体を入れる容器として使われたようですが、注ぎ口は背中に開いた穴だけのようです。
どうやら韓半島で出土する鳥形土器は、背中に水を入れる大きな口が付き、注ぎ口になる小さな口は尻尾の辺りにあったようですがが、日本の物は首の側についていたようです。
こいつは寝屋川市の讃良郡条里遺跡から出土した、やはり須恵器の鳥形土器です。
これも小阪合遺跡の物のような、長い首が左側についていたと思われます。
首の下に小さな穴が開いていて、ここから水を注いだようで、これがやがて“はそう”に鳥の首や尾や羽の付いた形へと変化して行くようです。
いずれにしても、こいつが何に使われたのか良く分かりません。
墓に埋葬した例もあるのですが、ここにあげた三例はいずれも古墳には伴なっていないようです。
なお、今回の企画展は特に断っていない展示物以外は、写真を撮ることが出来るので、臆面もなく写して参りました。
4月13日まで行われていますので、お近くの方は是非ともお出かけ下さい。
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