×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
例によって、設定を見直すのとツジツマを合わせるために、昔書いた話を読み返しております。
すると、例外なく歴史上の有名人が変人として出て来たりします。
うちの設定では極めて良識人の右大弁藤原百川が、時の南家一の切れ者の中納言縄麻呂と、太政官の中庭で話をしておりました。
かなりややこしい上に、極めて危ない話です……
途中にこのような会話がありまして、書いた本人が、つい失笑してしまいました(^_^;)
それにしても、この二人、かなり緊張感に欠けた所があります?( ・◇・)?(・◇・ )?
「この騒ぎが良い隠れ蓑となっておるが、まさか御身ら、大学頭(だいがくのかみ)を突ついてわざと揉め事を起こしたのではあるまいな」私は悪い癖で、つい勘繰る。
大学頭の淡海三船(おうみのみふね)という男は、つまらない所で頭が固くて融通が利かないと、十人中十人までが認めるほどの偏屈者だ。それでも先の吉備右大臣にも負けじと劣らぬ有識者として名が通り、そちらの方面では賞賛する者も多い。
「そこまで私は悪賢うはない、大学頭が勝手に騒ぎ出してくれただけだ。さて、御身も忙しい身であられようが、山部親王(やまべのみこ)が勝手に突出した行動をとられぬよう、監視していてくれぬか。まったくあの御仁は、自ら動くのが御好きなゆえに、こちらが合わせるのに苦労する」
ここでの一人称語りをしているのが百川で、この時は四十歳くらいでしたか。
百川と縄麻呂にとってのいじられキャラは、淡海三船ではなく山部親王です。
藤氏の面々もかなり口が悪いですが、一番悪いのは皇家の御方々です。
白壁天皇にいたっては言いたい放題、やりたい放題、どんだけ自分が好きなの……ちゅう状況です(-_-;)
大体において一番のいじられキャラは主人公なのですが、そういう御仁は脇役になっても、作者にとっては存分ないじられキャラです( ̄▽ ̄)。o0○
PR
この記事へのコメント