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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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奈良時代に、国中連公麻呂という偉~い仏師がおられました。
葛下郡国中村の出身だそうですから、現在で申しますと大和高田市民ですか?
ところで、この方って本当に仏師なんですかねぇ?
つまり、現在私たちが考える仏師と言いますと、ノミだの木槌だので仏像を彫り上げて行くのを想像してしまうのですが、この方の代表作品と申しますと、何をおいても東大寺金堂の御本尊、毘盧舎那仏です。

五丈(約15メートル)を超える大きさだったと言いますから、どうあがいても一人で行う仕事ではありませんし、後の工房のように親方の下での分業制を取っていたと考えるのも、何か違うような……
工房と言うよりも巨大コンビナートみたいなものでしょう、毘盧舎那仏の造営現場となると。
そうなると公麻呂さん、親方と言うよりも工場長、いや、現場監督かな?
技術者と言うよりも監督官とか、プロデューサーみたいな人だったのかしら??

そもそも、この人ってこの職に着く前には何してたのかしら?
大和の片田舎の渡来系技術者では、都に出てきたとして……(゜.゜)、どこかの金匠工房にでもいたのかしら、それとも造宮省みたいな土木関係の司に属していたのかしら?
どうも前者では似合わないような気がするのねぇ……
知識は人一倍あったでしょうが、技術の方は決してトップでなくても良かったのかも知れません。
金工技術者は配下には大勢いても、現場の総責任者であるこの人が、直接に手を出すような必要はなかったでしょう。

さて、では再び最初の疑問、この方の得意分野は何にしましょうか。
五丈を超える仏の座像をまず、塑像で造るのですから美術プロデュースか?
そして本格的に鋳上げなければならないのですから、鋳造技術者??
ここでは実に多くの工人が働く事になるのですから、その人たちを効率的に使う監督官??
やっぱり、どれも必要、総合技術プロデューサー????
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