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春日大社では、毎月1、11、21日に旬祭を行っています。
その内、21日は一般の人も参列ができるという事で、今月は土曜日に当たりましたので初めて行って参りました。
集合が9時半という事で、家を朝の8時に出ました……普段と殆ど変わりませんね(-_-;)
初めて内拝殿(御廊)の内に入りました!
瑞垣のすぐ向こうに御本殿の桧皮屋根が覗いているのがすごい……
目の前を御神饌が運ばれて行くのを見て、ついつい感激してしまいました。
第一の膳はお神酒に箸、米に餅、第二膳は干魚、昆布、野菜、ぶと(揚げ菓子です)、第三膳は果物……これらの御盆を神職の方々が目の高さに掲げて、次々と手渡しで送って行きますが、これがかなり大変そうです……御盆の上の御供物はかなりの量ですし、装束は狩衣、足元はあの厚底スリッパみたいな木沓ですから(~_~;)
神事ですから写真は勿論厳禁……だと思います、特に注意も受けなかったのですが、皆さん、常識で分かっておられるようですし。
今日は土曜日なので、参加者が多いとの事、先端科学技術大学院大学の学生さんも大勢いらしていました。
毎度思うのですが神職さんの御話は、結構面白いです。
あの広い春日大社の境内、教えてもらわなければ気がつかない事や、見ていても意味が分からない事が、ここぞとばかりある事が良く分かります。
今日(既に昨日)は興福寺の『薪御能』の日でして、午後二時から若宮社の方で『御社上(みやしろあがり)の儀』があるという事で、そちらに行って見たのですが……奉賛金4千円、また値上がりしてない?(ーー;)?
そういう訳で諦めました(/_;)
そして引き上げる途中、参道で麻酔矢が後ろ足辺りに刺さった雌鹿がおり、鹿愛護会の人たちが経過を見ているのに行き当たりました。
怪我をしている鹿を保護しているのかと思いきや、子連れの母親だそうで、母子共々に鹿園で暫く保護管理するのだそうです。
何せ子連れの母鹿は気が立っていて、人が近付くと攻撃的になるのでトラブル防止策だとの事です。
練習からして人目に慣れるというコンセプト?
どの方も既に慣れているのか、あまり人目もカメラも気にする間もなく、真剣な面持ちで取り組んでいましたので早々に引き上げて、今日も春日の杜の大王に会いに行くうめぞーでした。
この後は奈良国立博物館の特別展と常設展(結構、展示が変わっていましたか)をみて、18時過ぎくらいに駅へと向かいますと……県庁の前あたりから謡いや鳴り物が聞こえてくるじゃぁありませんか。
これって『羽衣』だよねぇ……興福寺は南大門の復元工事中なので、今年も登り大路沿いで『薪御能』を開催しました。
脇正面の逆側(つまり謡方の背後)に無料鑑賞ゾーンがあるとの事で回ってみますと、この程度なら見えますわねぇ、という状況でして……また足が止まったわσ(^◇^;)
そういう事で、大蔵流狂言『つくづくし』と宝生流能『鵺(ぬえ)』を拝見しておりました。
『鵺』って世阿弥作でしたっけ?
五番目物の割には、妙に物悲しい内容なのですよね、ってのか、五番目物は案外、そういう話が多いかもしれませんわね。
原案は勿論、源三位頼政の鵺退治に由来しているのですが、鵺の側から物語が語られるので、何とも奇妙に複雑な心境になって来る話です。
……にしても、アイ(狂言方)の里人は、かなり食わせ物のキャラクターです。
ワキの僧侶が宿を請えば、御触れで禁じられてるからダメだと言う、あっちに御堂があるからそこに泊まればと、毎晩化け物が出る場所を教える。
僧侶が無事と見れば、由縁を話した挙句におだてあげて供養を頼むって……だから、今日も謡曲のストーリーに突っ込まなくても良いから……ε-( ̄ヘ ̄)┌
こういう事をしていたので、早く帰るつもりがしっかり二十二時の帰宅となった、それだけの事です。
それよりも、何時仕事するんだ、我ながら(--〆)
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