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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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大仏殿前にて天平勝宝八歳(756年)五月乙卯(二日)
「是の日、太上天皇、寝殿に崩(かむあが)りましぬ」と『続日本紀』には見えています。
勿論旧暦の事ですので、グレゴリオ暦にしますと六月四日になるのですが、分かりやすいようになのか気候的な事を考えてなのか、東大寺では五月二日に『聖武天皇祭』を行っています。
聖武天皇は男性の天皇としては初めて、生前譲位をされた方で、崩御された時には娘の阿部内親王が孝謙天皇として皇位についていました。

虜舎那大仏の前にて三年前には『1250年御忌』の大法要が行われたのは、記憶に新しいところです。
ちなみに来年は『光明皇后1250年御忌』が行われるそうです。

この日は朝から『天皇殿』にて法要を行った後、午後にはお練の行列が新公会堂から大仏殿まで続き、その後に『聖武天皇慶讃法要』が行われます。
お練にはお稚児さんやミス奈良なども花を添えてくれますが、やっぱり一番目を引くのは、金襴の袈裟を身にまとって赤い傘を差しかけられた御僧侶方の列でしょうか。
輿に乗られた管主様とか、特にすごい……(~_~;)

慶讃能『田村』前シテ法要の後、鏡池に設けられた舞台で慶讃能が行われます。
今年の演目は、大蔵流狂言の『土筆(つくづくし)』と金春流の『田村』です。
始まる少し前に席を確保して、演目解説のシートを頂きまして眺めておりましたが、シテの金春欣三さんのお年を考えるに、修羅物はチョッと大変なのでは……と、ついつい、失礼な事を思ってしまいました(-_-;)
いや、でも、名人には名人としての見せ方があるんです。
でもやっぱり、面越しの謡いの声が聞きにくい……ワキが福王和幸さんで若い分、余計そう感じるのかも(-_-)

慶讃能『田村』後シテそれにしても、この舞台の構造上仕方がないのですが、橋掛かりが舞台の真後ろになるんですね。
当然ながら後見口などもなし、お陰で舞台上でシテやワキの方が演じている最中、正面から後見の方々が主役以上に目立ちながら入ってくるのが、すごく目に付いてチョッと可笑しいです。
でも、最近は殆どお能って見に行っていないので、久々に見せて頂いてほぼ満足。

天気は晴天、日中は暑いくらいでしたが、終わる頃には肌寒く感じる日でした。
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