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かつて興福寺の境内には多くの木が茂り、南円堂と北円堂のある地区と東金堂と五重塔のある地区が、別々の寺のように見えていたと聞いた事があります。そのため、南門の延長線となる伽藍の中軸に、中心となる金堂を建立する事が、長い間の悲願だったそうです。
こうして目下建設中の中金堂は、大屋根の瓦も葺き終わり、4月6日から19日まで一般公開が行われました。私が見学に行ったのは12日ですから、これもひと月近く前の事です(´∀`)
屋根の天辺両サイドには、金色の鴟尾(しび)が据え付けられていますが、まだカバーがかけられていて、はっきりと見る事はできませんでした。
軒丸瓦も軒平瓦も、発掘によって確認された創建期のデザインで再現されました。軒丸は線鋸歯文縁複弁蓮華文、軒平は均整唐草文という模様です。
何故(?_?)なのか、またも画像が横倒しです……(ノω;)
鬼瓦はこんな顔をしています。南都七大寺式とは顔が違いますね。
裳階部分は、まだ杮葺きのまま、これから葺かれる瓦が下に並べられています。
本当にどうして縦長画像は、横倒しになるんでしょう((+_+))
軒下の組物は『三手先組物』といいます。軒の出が5m弱あるそうで、これを支えるために特殊な形のパーツを複雑に組み合わせていますが、実に整然として綺麗です。
足場にはビュースポットも設けられていました。このように境内を俯瞰し、遠方をも見渡せます。
このように外観はかなり完成に近づいています。この後は壁の塗装や、内装を行ってゆくそうで、すべての完成にはまだ3年を有するとの事、落慶は平成30年を予定しています。
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