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予告(?)通り、奈良国立博物館の『春日若宮おん祭の舞楽』を見に行ってきました。
三年前にも同じ催しがありまして、確か昨年にもあったようですが、毎回、楽曲が少し違います。
今年の曲目は、和舞(やまとまい)、蘭陵王(らんりょうおう)、落蹲(らくそん)です。
三年前には写真撮影は出来たのですが、今年はご遠慮下さいとのこと、まぁ、当たり前ですかね。
やはり写真など撮るよりも、集中して見て下さいという事なのでしょうか。
和舞は『国風舞(くにふりのうたまい)』に分類されるそうで、舞楽のように海外から曲や舞が入って来たのではなく、日本独自の歌と舞だそうです。
青摺の細布衣(たへのころも)を着、紅の長紐を垂る
このように『続日本紀』は舞人の姿を記しています。
そういう訳で、こいつはかなり昔の『おん祭』の時に写した『和舞』の写真です。
四人の舞人による『諸司舞』ですが、二人しか写ってませんねσ(^◇^;)
それに、ストロボをたいているお陰で、衣の模様が飛んでますね(~_~;)
『和舞』に関しては、こちらにも少し書いてありますのでご参照頂ければ幸いです。
『蘭陵王』については、今更、解説は不要かな?
三年前の『舞楽始式』でも舞われましたので、画像はそちらをごらん下さい<m(__)m>
そして『落蹲』は、四年前の『舞楽始式』で(・_・)
『落蹲』は二人舞ですが、同じ舞を一人で舞いますと『納曽利(なそり)』と呼びます。
ところが四天王寺や宮内庁をはじめとした他の楽所では、二人舞が『納曽利』、一人舞が『落蹲』と呼んでいるとのことです。
『枕草子』に 落蹲は二人して膝踏みて舞ひたる とあるそうで、南都楽所が伝統に則っているのだそうです(^.^)