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昭和の日に和舞(やまとまい)と東遊(あずまあそび)の奉納を始めたのは平成三年からだそうで、今年で既に二十年めにもなるそうです……私が知ったのは昨年・゚・(ノД`;)・゚・
切っ掛けは、昭和五十四年に昭和天皇、皇后両陛下が春日大社を参拝され、これらの舞を御覧になったためだとの事です。
二十年めの節目に当たって、今回は『神主舞前歌(かんぬしまいまえうた)』と『槲酒歌(かしわさけのうた)』が復曲され、昨年以上に楽しませて頂きました。
『音取(ねとり)』と共に地方(じかた・歌方とも)が林檎の庭に出て来て、『進歌(すすみうた)』で二人の舞人がポジションに着きます。
そして笏拍子(しゃくびょうし)を打って『前歌』を歌った後、『初段』の舞が行われました。
これが上の画像でして、『初段』の舞の最初はこのように、神前に参拝する所作から始まっています。
『神主舞』は四曲あるのですが、この舞は多分、初めて拝見しました。
歌の説明は以前、こちらに書いてましたね……
今年は新人の方が加わっての『諸司舞』だそうで、二枚目の画像を見て頂ければ歴然?
本殿側の一臈二臈に比べますと、舞殿側の三臈四臈のポーズが何となく自信なさげ……(~_~;)
ベテランのお二人は、それこそ三十年のキャリアはあるでしょうか、私が南都楽所の舞楽を見始めた頃には、既に堂々と平舞を勤めておられましたからσ(^◇^;)
そして三枚目の画像が『槲酒歌』です。
まさに槲(柏)の葉を杯に直会の酒をいただき、四度の拍手を二回繰り返し、本殿に頭を下げて退出して行きました。
良いですねぇ~、こういう退出の仕方って(*^。^*)
そして『東遊』
例年は若宮社で行われるそうですが、今年も昨年に引き続き林檎の庭で行われました。
しつこく申しますと、春日大社では子供達が舞手です。
一見すると『和舞』とほとんど変わらない装束に見えますが、一番分かりやすいのは大刀でしょう、こちらはトラ皮のカバーはありません。
そして装束の文様も、こちらの方が多少とも華やかです。
『和舞』は衣にのみ松と鶴で袴は無地、『東遊』は笹竹に雉で衣にも袴にも入っています。
更には冠にかざしている枝も違います。
『和舞』は渋く榊の枝、『東遊』は精悍に桜の花です。
それにしても両端の一臈と二臈に比べると、真中の二人は可愛らしいですねぇ……まだ小学生でしょうね。
林檎の庭での奉納が終わりますと、若宮社でも『和舞』奉納が行われます。
『前歌』と『槲酒歌』は変わりませんが、『神主舞』一曲と『諸司舞』二曲の曲目及び、舞人と歌方のメンバーが替わっています。
八曲ある『諸司舞』の四段以降は、こちらの画像のように右肩を脱いで舞いますので、変化があってチョッと素敵(^^ゞ
檜扇をかざして舞うのは『宮人曲』というのでしょうか、榊の枝を振り回す(?)のも厳粛でカッコいいですが、こちらは別の色気がありまして、私は結構好きです。
ところで今年は行儀良く神楽殿に座って見ていたので、チョッと柱などがお邪魔でしたわ。
昨年のように楽人の後ろの方から見ていた方が見やすかったかしらねぇ……σ(^◇^;)
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