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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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興福寺南円堂 右近の橘このところ実家に帰ったり、子猫をもらって来たりと、立て続けに忙しい状況でサボっておりました。

サボりの途中でいつもの様に大河ドラマなんぞ眺めながら、ぼやいておりました。
この前の回で、院と天皇の間が決裂し、平氏も源氏も何れにつくか云々で
「平氏は何れにもつかぬ」と豪語している御仁がおりました。
「何れにもつかぬままもう少し様子を見て、恩賞を吊り上げようと思う」なんぞと、ちょっと頭が良くなったねぇ、と思える事を続けておりましたが……前の週に新院の鼻先に太刀突きつけて、意味不明の事言っていた奴が、そんな言い分が可能だと思う訳?

だいたい、あんな事していたら、即日、安芸守罷免……
「歌枕でも見て参れ」とか何とか(こいつには絶対に通じない)皮肉言われて、白川の関の向こうに追い払われたって文句言えないわよ?!
まあ、伊豆でも隠岐でも流罪地は選り取りみどり。
そこで舌噛み切って流れる血で写経に「この経を魔境に回向す!」とでも書いて悶死したって構わないからε-( ̄ヘ ̄)┌

真剣に見てしまうと、この作者の意図がほぼ読み取れない……
これを更に痛感したのが、源氏嫡男の正室と側室の描き方ですかね。

主がいざ出陣という段階で側室は赤子を抱いて、
「本当に御父上や弟御方との戦をされなければならないのですか」と悲痛に訴える。
それを制するように正室は嫡流の証しの太刀を差し出し、
「武運長久をお祈り致しています」と送り出す。

二人の女性の性格の違いを描きたかったなんて事は、この場合、ほぼ通じないでしょう。
二人は何れも武家の奥方、本来はどちらのパターンが取るべき態度なのか、あまりに歴然としていますから。
これによって主の出陣の後、側室は正室から批難を浴びないまでも、見る目が更に悪い方に変わる事は確実かと思えます。
恐らく正室の侍女らは、
「所詮は雑子女あがり、殿もあのような女をどうしてお迎えになられたのやら」とでも、陰口を言うのもセオリー通り?

彼女がこの先、夫の敵といえる男の子供を産もうが、更に再嫁させられた公家との間にも子を設けようが、まあ、こういう女性なのよと納得させたいんだろうか???
もしかして作者はこの女性が嫌いなのかしら……私なら、こう思ってしまいます( ̄▽ ̄)。o0○
でも恐らく、作者の意図するところは別なのだと思います、今までの回を見てきた限り(゜.゜)
 
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