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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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中門より周囲を見る甲賀寺を造営するに当たって、まずは場所選定があったのは当たり前の事です。
狭い盆地の真ん中にある丘陵に寺院建設が決まった時、造営に当たる人々は何をしたのでしょう。
恐らくは樹木の伐採から始めたのだと思います。
それに並行するように、周辺には造営のためのキャンプが作られていったでしょう。
伐採された木は、そのような人々の住まう家の建築に使われたり、燃料などに使われたでしょうか。
丘が丸裸になると、伽藍を配置するために突出地を削り、崖を埋め立て、土地を平らに均したことでしょう。

今でこそ、この史跡の場所には雑木林が出来ていますが、その当時には木など殆ど無かったと思われます。
金堂となるべき高台には須弥段となるだろう台座が置かれ、そこに体骨柱が立てられたのでしょうか。
そして使役に集められた人たちは土を練り上げ、プロデューサーたる仏師の指示の元に、仏の御形を作り上げていったのかも知れません。

この作業を造営長官の年端も行かない息子たちは、労働者の子供たちに混じって見守っていました。
「御坊様、この仏様は如何なる御方にありましょうや」
「この御仏は三千大千世界の中心におわしまして、この世の理を日の光のごとく、あまねく照らすありがたい御方であらせられるのですよ」

……なんて言葉を果たして、あの子供たちが大人しく聞いてくれるのか(ーー゛)
特に弟の方は、絶対に聞いちゃいない、その辺の子供らと次の悪さを画策してるに決まってるわ、それも自分が御山の大将になって(-_-メ)
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