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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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本日、東大寺の金鐘会館にて森本長老の『大仏開眼会を考える』という講話を聴いて参りました。
ここで痛烈に思ったのが、『東大寺要録』のテキストが欲しい!
文書の類に滅法弱い私がいつも参考にしているのは、岩波書店の新日本古典文学大系の『続日本紀』ですが、確かに奈良時代の歴史を云々しようというのなら、『続日本紀』ほどあてになる史料はない訳です。
ところが史料が必ずしも完璧とは限らない訳でして、特にこの正史、編纂を命じた天皇の時代までが記録されているので、この天皇(約二名様)の都合の悪い事は極力却下されたと考えられます……ってな事は、再三再四、ここでもどこでもボヤキまくってますがε-( ̄ヘ ̄)┌

そこで不備を補う史料というのが必要となってまいります。
文書の勉強などした事のない身なので、私がこれらに当たる時はまさに行き当たりばったり……
何せその辺の市立図書館などでは取り扱っていないような類ばかり探す羽目になりまして、結構途中で投げ出したりなどします。
まぁ、論文書いて提出しようという訳ではないので、それでもごまかす事は十二分に可能なのですがσ(^◇^;)

今日の講演でも、天平勝宝四年の東大寺大仏開眼会の様子は、『東大寺要録』に詳しく記されているという事で、正倉院の宝物なども併せて多々紹介されていましたが、この辺り、かなりのウェイトで初めて聞いた類ばかりです。
ここに登場する、開眼会に関わる五位や四位の高官の名前、いずれもお馴染みの面々です。
こういう類を見せ付けられると、どれだけ知識不足なのかと、つくづく思い知らされる次第です(-_-;)

アロマバーナーとかアロマポットとかいうヤツところで講演会の後、東大寺ミュージアムを少し眺めておりましたが、文書の類が先日と少し入れ替わっておりまして、ここに延暦二十四年の勅書が展示されていました。
未だに図録を買っていないので、具体的な内容を覚えていないのですが、東大寺を始めとした七大寺に、太上天皇の供養のための法要を命じているものです。
この漢字ばかりの文書の何が気に掛かったのかと申しますと、太上天皇の存在です。
延暦年間ですから桓武天皇の時代、ここで太上天皇というと、父親の光仁天皇の事かと思われるのですが、この勅の五年前の延暦十九年、故早良親王に崇道天皇が追号されています。
ここでいう太上天皇は、皇太弟だった早良親王という事になります。
この親王が十一歳で出家して東大寺に入ったのは、ほぼ定説とされていますので、御陵が障りを為しているのなら、この寺に供養を命じるのはほぼ適切なのでしょう。
と申しましても、この時にはまだ親王の御陵は淡路にあるはずなので、それは淡路守の管轄なのでしょうが。

そういえば確かこの頃、まだ実忠和尚は存命のはず、案外、この老僧あたりが中心となって法要を行ったのかもしれないなどと、勝手な妄想をしておりました。
次に予定をしている話は、これよりも更に数年の後、大同年間から弘仁年間の始めなのですが、とにかく人物と時間経過を頭に入れるだけで、まだ思考回路は飽和状態です(゜_゜)
マジ、主人公は誰になるんだ?
一瞬、大伴親王を書きたいなと思ったのですが、そうなると話の内容が変わってくるしなぁ……
狂言回しは藤原吉野か?????

今日の意味無し画像は、昔々にもらったアロマバーナーとかいうヤツ。
先日、本棚の後ろの方から出て来たので、ダイソーで買って来たアロマオイルを炙ってみたのですが、ラベンダーなのに石鹸臭いのは(?_?)
 
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