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神事の後に行われた寸劇は、この様子を面白おかしく見せてくれます。
審議の対象となった問題の多くは、このような事だったようです。
ところで、この劇で問われる真偽は各人の来歴の事ではなく、寺院の仏像が傷つけられたので、その犯人を捜すというものです。
そして怪しいと思われる三人の人物が引き立てられ、公開の元で『盟神探湯(くがたち)』を行う事になります。
それでも審判者は早くしろと促します。
最初の人(白い衣装、山辺白人さんかな?)は思い切って湯に手を入れるて火傷をするのですが……実はこの人の罪は仏像を傷つけたのではなく、病気の母親のために御供えの饅頭を盗んだというものでした。
そして三人目(青い衣装、物部青人さん?)、相変わらずああでもないこうでもないと言いながら、さっさと手を入れろと審判者の中臣氏に促されます。
結論を申しますと、犯人はこの人でした。
この人は物部氏出身だそうで、やはり仏像を崇拝する人たちを否定的に見ていたようです。
衣装から窺うに飛鳥時代で、まだ仏教が正式に認められたか微妙な時代でしょうから、この人の罪は器物破損くらいのものでしょうかn(ー_ー?)ン?
こうして御芝居も終わりまして、氏子の方々が参列者に笹の枝を配ってくれました。
皆様も手ではなく笹を湯に浸し、色が変わらなければ嘘をついていないと思って下さい。
まあ嘘も方便、誰にしろ一つや二つは秘密もあるでしょうからお気軽にと、皆さん、珍しい神事に進んで参加をされていました。
笹は各人持ち帰って、御祭して下さいとの事。
このように寸劇を行うようになったのは、この十年位の事のようで、劇団の人が参加するようになったのも、つい最近の事だそうです。
今年は午前中に雨だったせいか、チョッと人出がさびしいかなという様子だそうですが、狭い境内、御近所の人や観光客、外国からのお客様も来られて、無事に神事も終了致しました。
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