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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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劇団員の登場です。『日本書紀』によれば允恭天皇の頃、様々な人が自らの氏素性をコレコレと主張するのですが、果たしてどこまでが正しい物やら判断がつかず、真偽を糺す方法として煮えたぎる湯の内に手を浸して、焼け爛れた者は偽りを言っていると判断され、無事だった者が正しいとされたとあります。
神事の後に行われた寸劇は、この様子を面白おかしく見せてくれます。

さて、審判が始まります。庭に現れた三人の人物は、それぞれ自らの祖先や血筋について主張してもめています。
審議の対象となった問題の多くは、このような事だったようです。
ところで、この劇で問われる真偽は各人の来歴の事ではなく、寺院の仏像が傷つけられたので、その犯人を捜すというものです。
そして怪しいと思われる三人の人物が引き立てられ、公開の元で『盟神探湯(くがたち)』を行う事になります。

この人は火傷をしましたが……この人はまったく火傷をしませんでした。さて、それぞれに沸騰した湯の中に手を入れるという段になるのですが、三人の内の二人は何やら色々と言い訳が先に発って潔くありません。
それでも審判者は早くしろと促します。

最初の人(白い衣装、山辺白人さんかな?)は思い切って湯に手を入れるて火傷をするのですが……実はこの人の罪は仏像を傷つけたのではなく、病気の母親のために御供えの饅頭を盗んだというものでした。


そして犯人が判明しました。二人目の人(橙色の衣装、柿元赤人さん?)は最初から潔白を主張し、一気に湯に手を浸したのですが、まったく熱くはないと、無事だった両手を示して見せます。

そして三人目(青い衣装、物部青人さん?)、相変わらずああでもないこうでもないと言いながら、さっさと手を入れろと審判者の中臣氏に促されます。
結論を申しますと、犯人はこの人でした。
この人は物部氏出身だそうで、やはり仏像を崇拝する人たちを否定的に見ていたようです。

参列者もお守りの笹を御湯に浸します。このように犯人は判明したのですが、この後の刑の事はお芝居では特に言っていませんでした。
衣装から窺うに飛鳥時代で、まだ仏教が正式に認められたか微妙な時代でしょうから、この人の罪は器物破損くらいのものでしょうかn(ー_ー?)ン?

こうして御芝居も終わりまして、氏子の方々が参列者に笹の枝を配ってくれました。
皆様も手ではなく笹を湯に浸し、色が変わらなければ嘘をついていないと思って下さい。
まあ嘘も方便、誰にしろ一つや二つは秘密もあるでしょうからお気軽にと、皆さん、珍しい神事に進んで参加をされていました。

頂いた笹熱湯に漬ければ色が鮮やかになるかなと思ったのですが、特に変化もありませんでしたσ(^◇^;)
笹は各人持ち帰って、御祭して下さいとの事。

このように寸劇を行うようになったのは、この十年位の事のようで、劇団の人が参加するようになったのも、つい最近の事だそうです。
今年は午前中に雨だったせいか、チョッと人出がさびしいかなという様子だそうですが、狭い境内、御近所の人や観光客、外国からのお客様も来られて、無事に神事も終了致しました。

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