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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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技官の説明を聞く市民の方々13、14日の両日、現在解体修理の真っ最中、橿原市今井町の『称念寺』にて現場見学会が行なわれています。

『称念寺』は浄土真宗本願寺派の寺院です。
建築様式などから、江戸時代前期の天文年間の建立と考えられていますが、今のところは決定的な建立の年は分かっていないのだそうです。

御坊さんの大屋根が間近で見られます。江戸時代の後期、天保年間に大規模な修理が行なわれた事が、文書や銘文などでわかるとの事です。
その後、明治10年に天皇の行幸があり、この時に本堂の南側に『客殿』や『庫裏』が建て増しされたようです。

今回の修理工事で素屋根をかけるに当たって、この『客殿』や『対面所』、『鐘楼』などを先に解体したという事でした。
何せ、今井町自体が狭いので、色々たいへんそうです。

微妙にツイストする下り棟さて、本堂の様子なのですが、損傷具合は半端ではないようです。

二番目の画像の中程で、蛇のようにうねっている北側の下り棟の下では、既に梁が折れて天井を突き破っているのだとか……

そしてこちらの二枚の画像、南側の下り棟は、何となくねじれています。
軒の落ち方も一目瞭然……いつ軒瓦が落ちても不思議でないくらいに見えます。
瓦の損傷も著しく、新たな物がどれ程必要になるのかの調査も、この後に必要となってきます。

これぞと落ちそうな軒先……(*_*;真宗系の御坊さんといえば、何れの本堂も、圧倒するばかりの大きな屋根を持っています。
こちらの大屋根の勾配は45度もあり、ベテランの職人さんでも恐れをなすそうです。
平瓦の重なりを見ても半分以上を重ねているそうで、瓦の下は厚く土で裏葺きもされ、軒下の部分も土で覆うような加工がされているので、かなりの重量が全体にかかっている事になります。

壁面を見ますと、本堂の背面は漆喰壁ですが、正面や脇は吹き抜けの縁になっているので、強度的にも弱い方に向かって歪んでしまい、大屋根の内の小屋梁が持ち堪えられなくなっているようです。

こちらは微妙に傾く柱……建物全体は、柱が南に向かって傾いています。
やや分かりにくい画像ですが、足場の単管が水平垂直に組まれているので、四角い柱が左に向かって傾いているのが良く分かるかと思います。

工事の事前に堂内に入った技官の方が、損傷具合も凄かったけれど、平衡感覚が分からなくなって怖かったと言っておられました……(~_~;)

路地に張り出す二階部分……(・_・;)それにしても繰り返しますが、敷地が狭いので作業が難しいという事です。
素屋根の裏側出口から出て正面に回ろうと見れば、このように二階部分が一部、路地に張り出していました。

これより屋根瓦を下ろす作業に入って行くそうですが、その瓦や解体した資材を置く場所を確保するのも一苦労だとの話でした。
全体を解体して保存のための修復が完了するのは、平成31年度の予定だそうです。
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