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そのような訳で現在作業中の建物は、このように単管で周囲に足場を組まれて素屋根を被せられ、シートで覆われています。
今月の初めから10月20日まで、着到殿の檜皮葺替え作業の様子が、平日にのみ公開されています。
こいつに昨日の午前中、参加して参りました……が、内部の様子は写真は御遠慮下さいとの事で、画像は御座いませんm(__)m
着到殿の屋根の葺替えは45年ぶりだそうで、檜皮はもちろん、下の地板や垂木にもダメージが及んでいて、いささか大掛かりな修理になったとか。
年月のたった屋根がどうなるかと言うと、次の画像のように、草や木が好き勝手に生えて来て、軒先が曲がって来て、終には落ちてしまいます。
この厚さが軒の一番端では20cm以上になっていますし、全体も1cm刻みで皮をずらし、9cmの厚さで葺いて行くだけではなく、全体のバランスも度々チェックしながら行うそうなので、実に時間と根気と熟練の必要な仕事かと驚かされます。
実は、屋根の葺き方としては檜皮葺が一番、高価で贅沢な方法なのだそうです。
それにしても、屋根の高さの足場に上って、どの部分を見せて頂いても惚れ惚れするようなカーブです。
檜皮葺の古い記録では、滋賀県の崇福寺(天智天皇の勅願寺、現在はありません)の金堂や塔として既に見えるようで、今も格式の高い神社の本殿などに用いられています。
最近では御所市の高鴨神社の神殿も、修復が完了して綺麗になっています。
こちらも奥の院にぬける池沿いの山林で、檜皮を採取した跡を何年かに渡って見る事が出来ました。
真っ直ぐな幹の木の皮を縦に、2~30cm幅で剥いていましたので、一本の木から採れる量も知れています。
この檜皮の確保が、ここ最近ではかなり難しいのだそうです。
かつての寺社は領地として山林を保有していて、この山で檜皮も用意する事が可能だったと聞いていますが、今ではこれが出来る寺社は本当に限られているでしょう。
春日大社ともなれば、春日山は昔から御神域で今では世界遺産、この山の檜からの採取はしていなかったでしょうから、各地にあった荘園から寄進されていた物と思われます。
そして現在では、一般からも広く寄付を募っているという状況となります。
特別講座は昼には終わったので、この後、荷茶屋で昼餉の御粥を食べて、奈良町の春鹿の酒造祭りを少しだけ覘いて(飲んでおりません、残念ながら)、行きつけのカフェで時間つぶしをした後、東大寺に行って参りました。
鶴岡八幡宮からも吉田宮司や神職方々、崇敬者の方々も多く参列され、八乙女の『浦安の舞』も奉納されました……不謹慎ながら、三嶋大社の舞姫たちよりも上手です、たぶん練習の密度が違うのだと思う(゜.゜)
大祭が終わったばかりで御疲れでしょうに、本当にありがたい事ですm(__)m
この日も大仏殿の窓が開けられました。
それにしても東大寺の北河原管長にしても、春日大社の花山院宮司にしても、御若い(東大寺では70歳未満は若いのだそうです)だけあって、色々な事に積極的に着手して下さり、友の会の半端な会員としてもますます敬服致す限りですm(__)m……などと、下心付きで頭を下げるから、不信心だと自他共に認める事になるのかσ(^◇^;)
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