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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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若宮社 七月末の状況春日大社は数年前から【第60次式年造替】の事業の進行中で、一の鳥居の修理塗り直しから始まって、車舎(くるまやどり)と直会殿(なおらいでん)の屋根の葺替えが終わり、今は着到殿(ちゃくとうでん)と若宮社の拝舎(はいのや)、細殿(ほそどの)、神楽殿(かぐらでん)の屋根を葺替えています。
そのような訳で現在作業中の建物は、このように単管で周囲に足場を組まれて素屋根を被せられ、シートで覆われています。

今月の初めから10月20日まで、着到殿の檜皮葺替え作業の様子が、平日にのみ公開されています。
現在の様子ところが休日には事前申し込みになりますが、有料で県の文化財関係の技師の方の講座付きで、と現地見学会も行う特別講座が開かれています。
こいつに昨日の午前中、参加して参りました……が、内部の様子は写真は御遠慮下さいとの事で、画像は御座いませんm(__)m
着到殿の屋根の葺替えは45年ぶりだそうで、檜皮はもちろん、下の地板や垂木にもダメージが及んでいて、いささか大掛かりな修理になったとか。

年月のたった屋根がどうなるかと言うと、次の画像のように、草や木が好き勝手に生えて来て、軒先が曲がって来て、終には落ちてしまいます。
竃殿(へっついどの)の屋根の様子着到殿も修理を始める前は、これに近い状況だったそうで、今は檜皮葺の職人さんたちが毎日、竹の釘(口に含んで湿らせてから、次々と打ち込んで行きます)で檜皮を留める作業を続けています。
この厚さが軒の一番端では20cm以上になっていますし、全体も1cm刻みで皮をずらし、9cmの厚さで葺いて行くだけではなく、全体のバランスも度々チェックしながら行うそうなので、実に時間と根気と熟練の必要な仕事かと驚かされます。
実は、屋根の葺き方としては檜皮葺が一番、高価で贅沢な方法なのだそうです。
それにしても、屋根の高さの足場に上って、どの部分を見せて頂いても惚れ惚れするようなカーブです。

檜皮葺の古い記録では、滋賀県の崇福寺(天智天皇の勅願寺、現在はありません)の金堂や塔として既に見えるようで、今も格式の高い神社の本殿などに用いられています。
直会殿(葺替え済み)と幣殿(葺替え前)の屋根私の記憶では、室生寺三重塔も檜皮葺で、十年以上前に台風で被害にあった時には、裏山の檜で檜皮をまかなって修理されたそうです。
最近では御所市の高鴨神社の神殿も、修復が完了して綺麗になっています。
こちらも奥の院にぬける池沿いの山林で、檜皮を採取した跡を何年かに渡って見る事が出来ました。
真っ直ぐな幹の木の皮を縦に、2~30cm幅で剥いていましたので、一本の木から採れる量も知れています。
この檜皮の確保が、ここ最近ではかなり難しいのだそうです。
かつての寺社は領地として山林を保有していて、この山で檜皮も用意する事が可能だったと聞いていますが、今ではこれが出来る寺社は本当に限られているでしょう。

春日大社ともなれば、春日山は昔から御神域で今では世界遺産、この山の檜からの採取はしていなかったでしょうから、各地にあった荘園から寄進されていた物と思われます。
そして現在では、一般からも広く寄付を募っているという状況となります。

特別講座は昼には終わったので、この後、荷茶屋で昼餉の御粥を食べて、奈良町の春鹿の酒造祭りを少しだけ覘いて(飲んでおりません、残念ながら)、行きつけのカフェで時間つぶしをした後、東大寺に行って参りました。

法要後の大仏殿昨夜は『東日本大震災物故者慰霊と被害地復興への祈り』として、東大寺監修で鶴岡八幡宮との合同の法要が行われました。
鶴岡八幡宮からも吉田宮司や神職方々、崇敬者の方々も多く参列され、八乙女の『浦安の舞』も奉納されました……不謹慎ながら、三嶋大社の舞姫たちよりも上手です、たぶん練習の密度が違うのだと思う(゜.゜)
大祭が終わったばかりで御疲れでしょうに、本当にありがたい事ですm(__)m

この日も大仏殿の窓が開けられました。
それにしても東大寺の北河原管長にしても、春日大社の花山院宮司にしても、御若い(東大寺では70歳未満は若いのだそうです)だけあって、色々な事に積極的に着手して下さり、友の会の半端な会員としてもますます敬服致す限りですm(__)m……などと、下心付きで頭を下げるから、不信心だと自他共に認める事になるのかσ(^◇^;)
 
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