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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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これが鷹匠の正装です。さて、昨日の続き『平城京天平祭』イベントです。
5月4日には、【古代行事】鷹狩、として諏訪流の放鷹術(ほうようじゅつ)のデモンストレーションが行われました。

放鷹術といわれても、字面を見ませんと何の事やら分からない、それどころかこの字を見て意味は分かるけれど、読み方が分かる人がどれ程いるかと思うほど、馴染みのない言葉です。
鷹匠(たかじょう)と言えば少しは分かるでしょうか。
熊鷹や隼を訓練して、鳥類や小形動物を捕獲させる狩猟方法の一つで、元々は中央アジアに発祥し、『日本書紀』には仁徳天皇の時代から見えるそうです。
勿論、江戸時代にも将軍家の庇護を受けて存続して行ったのですが、明治になって武家社会が終了すると、この文化も廃れてしまうと、宮内省で保存を決定して公務員(?)となり、今ではNPO法人化しているそうです。


鷹を放った瞬間ですが……(゜-゜)こちらの滅茶苦茶に渋い方々が着ておられるのが、江戸時代末期の鷹匠の正装で、明治政府でもこれを採用しで、鷹匠としてならばこのスタイルで天皇陛下や、海外からの賓客の前に出る事もできたのだそうです。
現在の放鷹術保存会でも、試験を受けて鷹匠として認められないと、この服装はできないのだそうです。

ハリスホーク日本で鷹匠というと、熊鷹を使うというイメージが強いのですが、現在では主にハリスホークという南米に生息しているノスリの仲間を使用する事が多いとの事です。

普通にとまっている時は案外地味に見えますが、翼や尾羽を広げると実に綺麗な色合いです。
やはり猛禽だけあって、飛んでいる姿は更に美しいものです。
大きさとしては、鴉とあまり変わらないくらいでしょうか。


疑似餌を空中で捕らえます。この日は風が強くて、鷹も風の方向を読んで、少々イレギュラーに飛んでくれたようで、時々、見学している人たちの頭上を越えて、会員の方々が御迎えに行く様子が何度か見られました。
一度、隼も放ってみたのですが、この子がチョッと気まぐれなのか、いくら呼んでも戻って来ない、大極殿の屋根に留まってみたり、鴉と縄張り争いをしてみたりと、別の意味で見学者の喝采を浴びていました。

この鳥達に触発された訳ではないでしょうが、午後には東院地区のあたりで、野生のチョウゲンボウが飛んでおりました。
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