[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
本日、明日香村では現地説明会で賑わっていたようですが、私は朝から大阪に行っておりました。
どちらも明日までの特別展を見に、
『大阪府立弥生文化博物館』と『藤田美術館』に行って来ました。
弥生博の方は『邪馬台国 九州と近畿』という特別展ですが、(゜.゜)、私はやっぱり邪馬台国に興味がないのと、弥生時代に不勉強なのと、九州の遺跡にほぼ無知が重なりまして、何となく全体的に印象に残らない展示でしたわ(+_+)
その後に『藤田美術館』に行って来ましたが、こちらは『季節を愉しむⅠ 秋~新春の美術』というタイトルなのですが、展示品の七割方が茶道具でして……こっちにも、私は大変暗い有様でして(/_;)
実を申しますとこの美術館の特別展で見たかったのは、上の画像の地蔵菩薩立像で、他は何が出ているかも頓着せずに出かけてしまいました……σ(^◇^;)
藤田美術館のこの御像は今年の春に重要文化財に指定されたばかりで、元々は興福寺が所蔵していた物のようです。
右足のほぞに『巧匠 法眼快慶』と墨書があるそうで、これで作者と制作時期が分かります。
快慶が法眼の位をもらったのは1210年以降だそうで、この年から没年の1227年の間に制作された事になるそうです。
御像の高さはなんと、60cmほどしかないのですが、彩色は鮮やかに残り、切金もとても精密で見惚れてしまいます(*^。^*)
同じ快慶の地蔵菩薩立像といいますと、こちらの画像、東大寺公慶堂所蔵(奈良国立博物館寄託)の御像が有名ですが、こちらは法橋時代の作品だそうで、藤田美術館の御像よりも少し早い時期に作られた事になります。
こちらは高さ90cm、光背や錫杖は失われていますが、衣もポーズも本当に良く似ていますが、表情はこちらの方がやや男性的かな?
それにしても慶派の御像は美形が多いんですわよね~( ̄▽ ̄)。o0○