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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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調査区全景明日香村の『水落遺跡』は、中大兄皇子が造らせた漏刻(水時計)の跡だと考えられています。
この現地説明会があったのは先週の日曜日(12月5日)です。
30年近く昔の調査で、水を流したと思われる暗渠や銅の管が発見されまして、今回はその北側に隣接する場所に調査区を開けていました。

この場所、北側に展開する『石神遺跡』の南端にも隣接する場所で、ここの調査によって双方の遺跡の関係を調べる目的もあったようです。
結果としては、双方は一連の遺跡の可能性が極めて高い、という事になるようです。

水落遺跡から伸びる暗渠の遺構が、石神遺跡にまで続いているらしい様子が観察できるのですが……
実はこの調査区の中央を東西に、かなり幅のある中世の流路が横切っておりまして、北側で検出された暗渠跡と南側の物が連続するのか、確実に確かめる事が出来なかったためです。
方向としては、同一の者の可能性が高いのですが、まあ、言い切れないのが残念なところですね。

テープが張られている部分が建物跡の柱列です。暗渠の他には、北側で二棟の東西に細長い建物の柱穴を検出したのですが、この二棟は切りあっているので時間差がある事が分かります。
過去の調査で、水時計の台を挟んで南側にも、かなり東西に長い建物が検出されているそうで、今回出て来た建物と方位や柱筋が一致してるので、双方は関連して建てられたものと考えられそうです。

南側の石敷きは石神遺跡の石敷きと同じレベルで連続している事も確かめられたという事で、飛鳥京時代の迎賓館と思しき遺跡と水時計は、同じ時期に存在していた事も確実になったようです。
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