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何日か前に新聞の一面に写真入で報道された古墳の現地見学会です。
ここ最近、明日香村教育委員会は現地説明会ではなく見学会ばかりを行っています。
多分、人が多いので説明をしている時間が取れないのと、調査途中なのであまり突っ込んだ説明を控えているのだと思います。
説明会はそのうちにまとめて、中央公民館や橿原考古学研究所の講座辺りで行ってくれるのではないかと、何となく期待しております。
現地よりも、こちらの方が分かりやすい場合も多いですしね。
さて、この画像上部の中央辺りに黒く潰れて『牽牛子塚古墳』の墳丘が見えますが、件の古墳はこの手前にあります。
こういうのも埋没古墳というのかな?
天気が良かったので写真はハレーションと影の写りこみで、ろくなのがアリャしない(+_+)
まあ、もっと綺麗な画像をUPして下さっている方が大勢いると思いますσ(^◇^;)
それにしてもですよ、終末期古墳という観点で見ると、刳り貫き式の横口式石郭なのでグレードは高いのですが、取り立てて大騒ぎする規模でもないような気がします。
こいつに被葬者論というやつが付随すると、本当にニュース性が高くなるんだねぇと、つまらないところで感心してしまいますわ。
それにしても、私ゃ、終末期古墳は割合に好きだと常日頃ほざいておりますが、何とも今回もテンションが上がりませんわ……マスコミのあおり文句のせい(~_~;)?
そもそもこの調査、何週間か前にA日新聞社がフライングして週刊誌にすっぱ抜いて、当事者周辺からかなり顰蹙を買っていたと聞いています。
地元向けの説明会がかなり早い内に行われたのも、この辺りが原因かしら??
でも岩盤のようなベースに全て盛り土、徹底的に版築で墳丘を築いておりまして、壁面を見ますとかなりリアルに盗掘穴が見て取れまして、私的にはこちらが面白かったかな。
この天井石をかち割って、一体何に使ったんでしょう?
遺物も木棺の欠片らしき漆被膜や釘らしき鉄製品くらいしかないそうです。
こいつを午前中で切り上げ、午後からは奈良市の春日大社に行きまして、『春日若宮おん祭』関連の講座に参加して来ました。
私としては、こっちの方が遥かにテンション上がったかな(^。^)
今年は久々に、お旅所祭、行くぞ~、滅茶苦茶寒いだろうなぁ……