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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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牛と作男二月から三月にかけたこの時期、各地の神社でお田植え祭が行われていると思われます。
大和三大奇祭の一つにあげられている、河合町の広瀬神社で行われる『砂かけ祭』も、このお田植え祭です。
行う事は基本的には、水田耕作を現していまして、まずはお百姓さんが牛に唐鋤(からすき)を引かせて田起こしをします。
そして柄振(えぶり)で田んぼの面を均し、鍬で耕し、最後に巫女さん扮する早乙女が舞いながら苗を植えて行きます。

春日大社のお田植え祭は毎年三月十五日、今年はありがたい事に日曜日です。
朝の十時から本殿にて非公開の神事を行った後、十一時から『林檎の庭』で一連の行事を行うそうで、その後続けて摂社の『榎本神社』の前、『若宮社』でも同じ事を行うという事です。
こちらの早乙女は六人
比較的ゆっくりと出かけたので、十一時十分前くらいに林檎の庭前に着いた時には、既に人だかり。
こりゃ、さっさと他の二箇所の神社に行くしかないねと、境内の案内板を見たのですが『榎本神社』が見当たらず、お馴染みの『若宮社』にふらふらと歩いて行くと、そこにも人が群れていました。
人垣の頭越しに覗きますと、拝殿に浄衣の神職の方々が祝詞をあげておられました。
しばらく眺めておりますと、11時過ぎに御神子(みかんこ;巫女)さんとお田植えをする人たちが入場して、一緒にお祈りの後、鋤やら鍬やらを持って、再び本殿の方へと帰って行きました。
どうやらこれより、本殿前でお田植えが行われるようです。
若宮社の禰宜さんらしい方に聞いたところ、早ければ40分くらい、まあ、12時くらいにはこちらの庭に戻ってくるでしょうとの御言葉でしたので、その辺でふらふらしながら待っておりました。

松の葉の束が早苗です。榎本神社は若宮神社の少し下の道に面してあるそうで、待っている内に神楽笛か篠笛かの音がかすかに聞こえてきます。
そして12時少し前くらいに、神主さんを先頭に一行が入って来られました。

まずは黒牛と作男が田んぼを耕します。
どこのお田植えでも妙に思うのが、牛をなだめるのにどうして「チャイ、チャイ」というのか(^^ゞ
何せ牛で田畑を耕すのなど見た事がないし、私の世代では既に、牛といえばホルスタインで搾乳のために牧場にいるというイメージですからねぇ。

それはともあれ早乙女の神楽はといいますと、ネットで調べた時には八乙女となっていたのですが、こちらの若宮社では六乙女になっていました。
もしかして八人では狭いので二人減っているのかな(~_~;)?
普段のお祭で見るような巫女神楽に比べると、歌も舞いもやたらに田舎ぶり??
チョッと盆踊りを彷彿とするような仕草が、素朴で可愛い感じです。

終わった後、早乙女がお田植えに使った松の束や籾、小さなお餅などが玉砂利の上に残されていたので、縁起物なのかなとそれを拾ってまいりました。
明日、茹で小豆でも買ってきて、お汁粉にして食べようかなσ(^◇^;)
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