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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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今年も『春日若宮おん祭』が始まりました。
奈良では一年の締めくくりとなる一番華やかな御祭で、本日15日は昼過ぎから『大宿所詣(おおしゅくしょもうで)』が行なわれます。
行列はJR奈良駅を出発、太鼓に先導されて、先頭は観光大使とミス奈良が花を添えていますが、一行のヒロインは四人の巫女です。

 
錦旗に続いて楽人、その後から輿に乗った巫女がやって来ます。
まずは辰市神子(たついちのみこ)、そして八嶋神子(やしまのみこ)、郷神子(ごうのみこ)、奈良神子(ならのみこ)と続き、最後は誰も乗っていない車が牽かれて行きました。
この神子たちは春日大社の本職の巫女さんではなく、各地域の決まった家から選ばれる、未婚の女性だそうです。
そして輿を担ぐ白丁は、航空自衛隊幹部学校の方々だとか。

詣での列は三条通から東向きアーケードに入り、北の通りも抜けて折り返し、小西通を通って14時過ぎ、『大宿所』に入って来ます。
『大宿所』とは、おん祭を差配した『大和士(やまとざむらい)』たちが潔斎とお篭りをした場所なのだとか。
この画像は、大宿所に供えられた『懸鳥』です。
かつては大和国内の大名が、兎や狸といった狩の獲物の奉納したのだそうです。

  夕方17時から神職らによって『大宿所祭』が行なわれますが、それに先だって『御湯立』の御祓いが行なわれるのが有名です。
実は私、この神事を実際に見るのは初めてです(^_^)v
御湯立に御奉仕する巫女さんは、出る家が決まっていて、今では大和郡山のこの女性だけという事です。
煮えたぎった湯で場を清めた後は、参列者もお清めを受けます。
後で知ったのですが、ここで使う御湯にはご利益があるとかで、容器を持参するといただけるのだとか。
そして、巫女さんが腰に巻いている藁綱は安産にご利益があるとも言っていました。

明日は宵宮祭、大和士と田楽の奉仕者方々の若宮社詣でも行なわれます。
そして17日が祭の本番、御旅所祭、翌日の相撲奉納と後宴の能をもっておん祭は終了となる予定です。
今年も寒いし天気も少し不安気味、さて、どうなりますやら(゜_゜>)

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