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講座は事前にレクチャーで詳しい解説がありまして、実際に現地で本物を見て頂きましょうという流れです。
本来ならば祭が終わり次第、解体が始まるのですが、今回は講座の為に特別に解体を延長したという事です。
形は御本殿と同じ春日造りですが、比べてみると、かなり特異な建築物だという事が分かるそうです。
この画像で見ますと、階段や高欄が全て菰で覆われていますが、これのはっきりとした意味は分からないという事でした。
お旅所での祭事は夜間に行われるため、安全のため、クッションの役目を果たしているのかもしれないと神職さんがおっしゃっていました。
それぞれの柱や梁は臍(ほぞ)で組んで行きますが、屋根の垂木の先端は、藁縄で梁や桁に結び付けられています。
かつてはこれらの部材を毎年新調していたのですが、今は何年か使いまわしていて、現在の物は平成15年から使用しているそうです。
松は神聖な木として認識されているうえに、成長も早く群生し、割合に入手しやすいようで、毎年、大和国内の社領より、当番を決めて献上されていたようです。
また、建物周囲の生垣には、ナギの枝葉が使用されています。
春日山にはナギの群生があって、こちらでは神様の木として、榊以上に使用される例が見受けられます。
杉の板で下葺きをした上から、横に渡した割り竹の間に松の葉を挟んで葺いています。
御仮殿を離れて見た時、とにかく目立つのが、このボサボサとした緑色の屋根です。
松葉で見えませんが、屋根の上には勝男木が渡され、黒木の千木を釘で固定しています。
懸魚(けぎょ)は彫刻されていない六家系の板を、二本の木で押さえているという、極めてシンプルな作りですが、春日造りの様式はしっかり押さえています。
竹を組んだ上から、外側だけ土を塗った荒壁に、漆喰で三角形を並べています。
龍神や蛇神を示す鱗紋かとも思われますが、江戸時代の絵図を見ると、このようなはっきりとした三角形が現されているものはなく、近年に始められた装飾のようです。
ちなみに内部には土は塗られず、麻布を下げて、床には菰を敷いてあるという事。
仮の建物なので、前面には扉がありません。
お祭の時には御簾を下げ、鏡を三面掲げて、軒には樅の枝を掲げます。
樅の枝はこの時も掲げたままになっていました(二枚目の画像で分かりますか?)
春日大社の講座、今年は大晦日の大祓に関してが最後です。
新年も21日の旬祭講話から始まるそうで、来年も色々お世話になる事かと期待している次第です。
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