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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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蘇利古の舞が終わると、六時堂から一舎利と二舎利が御出ましになり、堂と石舞台の間に置かれた高座に着かれます。
そしてそれぞれ、諷誦文(ふじゅもん)願文を唱え、法華経の読誦に入ります。
石舞台上では、左方舞楽の『承和楽(しょうわらく)』が始まります。
年号がタイトルになっている事から分かるように、これは八世紀末に日本で作られた曲です。


 舞の後に最初の行事鐘が打たれ、法要の一区切りとなります。
そして舞台の対岸の御供所から八部衆や童舞の子供たちが出て来て、手渡しで御供物を御堂へと運ぶ『伝供(でんぐ)』が行われます。


再び行事鐘が打たれ、舞台には『菩薩』が登場します。

続いて『獅子』。
菩薩にしても獅子にしても、かつては伎楽的な舞だったと考えられますが、今は内容は不明となっています。
二人の菩薩、二頭の獅子は、大輪小輪(おおわこわ)という舞台を回る所作を繰り返します。


続いて番(つがい)の童舞が行われます。
最初は左方の『伽陵頻(かりょうびん)』、五人の男の子が鳥の羽を背負い、金色の天冠には桜の花をかざし、手にした小さな銅拍子を打ち鳴らして、飛び跳ねるように舞います。


右方の童舞は『胡蝶(こちょう)』、この舞も平安時代に日本で作られました。
四人の男の子が蝶の羽を背負い、銀色の天冠に山吹の花をかざし、手にも山吹の小枝をもって舞います。

この後に三度目の行事鐘が打たれ,四箇法要が始まります。
しつこく続く。
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