忍者ブログ

うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

HOME Admin Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

浦安舞の舞姫たちお盆の迎え火を焚いたら、さて三嶋大社のお祭りだと、八月十五日から十七日までの三日間、静岡県三島市は祭り一色の様相となります。
子供の頃には家族で出掛けたものですが、今じゃ、人込みがかったるいと、誰も出掛けやしない……
それでも私や弟のように地元を離れて久しいものには、何となく懐かしいのか、わざわざ電車に乗って見に行ったりもします。
何せ大社前のメインストリートは時間によっては完全通行止め、近くで駐車場を探すのも殆ど不可能な状況となります。
特に十六日の『頼朝旗挙げ行列』は、毎年芸能人が頼朝公に扮するので、通り過ぎるまで境内の外にも出られやしない有様です。
まあ、この写真もいくらか撮ってきましたので、気が向きましたら改めまして。

神職による人長舞この一番混雑する十六日に私がわざわざ出掛けたのは、舞殿(まいどの)で行われる御神楽(みかぐら)が見たかったためです。
御神楽は地方でも格式の高い神社では祭礼の時に行われるようでして、伊豆一ノ宮たる三嶋大社でも、画像のように『人長舞(にんちょうまい)』と『浦安舞(うらやすのまい)』が行われます。

人長とは平たく言えば、御神楽式をリードする役目でして、本来ならば宮司によって式典の最初に任命されます。
そして人長が楽人や舞人を任命して、御神楽が始まるという流れになりますが、このような本格的な御神楽式を行う神社も限られているので、殆ど見る機会はないそうです。
確か鎌倉の鶴岡八幡宮では、冬の寒い時期に行われるようですが、関西ではチョッと例を知りません。
一番の本家本元の宮内庁では、原則未公開、余程の機会でないと一般が目にする事もないと聞いています。

殆ど見た事がないので、こちらに関して私は全くの無知です。
確か単独で行われる人長舞の曲は、たいてい『其の駒』だったと思うのですが……・
歌の内容は、私の愛馬が草を食わせろとねだるから、草と水をあげました……なんちゅうか、身も蓋もない表現ですみません(^_^;)

『浦安舞』の鈴舞、本装束で舞います。浦安舞』は案外、あちらこちらの神社で奉納される機会も多いので、目にされた事のある人も少なくないでしょう。
明治以降に作られた神楽では、もっともスタンダードに行われる舞だそうです。
もっとも、関西の歴史のある神社では、社伝の御神楽がしっかりと受け継がれているせいか、この舞の奉納は行われないのかもしれません。
奈良でのその典型が春日大社でしょう。

この舞には略式もありまして、装束もこのようなあこめ装束ではなく、裳も着けない裾の短い略装束の場合も多く、舞姫も一人ないし二人になる事もあります。
そういう訳で、三嶋大社の大祭での舞いは本装束の四人舞ですから、本式という事になるそうです。

これらの神楽は、大祭の三日間に三度くらい舞われるそうですが、興味を示される人があまり多くないようで、見ている殆どが写真を趣味にされている人や、舞姫や楽人らの知り合いの人のようです。
何か、滅茶苦茶、勿体無いような気がしますわ……春日大社で社伝神楽の奉納があれば、結構な人が来ているような気がするのですが。
いや、あちらもやはりカメラマンと身内がメインかしらねぇ……?
 
PR
この記事へのコメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
おまえは誰か
HN:
うめぞー
性別:
非公開
自己紹介:
明日は歴史作家!

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

お天気情報

-天気予報コム-

最新コメント
[02/06 賀茂史女]
[02/05 うめぞー]
[02/02 賀茂史女]
[01/30 うめぞー]
[01/30 マム]

ブログ内検索

メールフォームです
今日の参考に

Copyright ©  -- うめぞー、思案中 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / Powered by [PR]
 / 忍者ブログ