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子供の頃には家族で出掛けたものですが、今じゃ、人込みがかったるいと、誰も出掛けやしない……
それでも私や弟のように地元を離れて久しいものには、何となく懐かしいのか、わざわざ電車に乗って見に行ったりもします。
何せ大社前のメインストリートは時間によっては完全通行止め、近くで駐車場を探すのも殆ど不可能な状況となります。
特に十六日の『頼朝旗挙げ行列』は、毎年芸能人が頼朝公に扮するので、通り過ぎるまで境内の外にも出られやしない有様です。
まあ、この写真もいくらか撮ってきましたので、気が向きましたら改めまして。
御神楽は地方でも格式の高い神社では祭礼の時に行われるようでして、伊豆一ノ宮たる三嶋大社でも、画像のように『人長舞(にんちょうまい)』と『浦安舞(うらやすのまい)』が行われます。
人長とは平たく言えば、御神楽式をリードする役目でして、本来ならば宮司によって式典の最初に任命されます。
そして人長が楽人や舞人を任命して、御神楽が始まるという流れになりますが、このような本格的な御神楽式を行う神社も限られているので、殆ど見る機会はないそうです。
確か鎌倉の鶴岡八幡宮では、冬の寒い時期に行われるようですが、関西ではチョッと例を知りません。
一番の本家本元の宮内庁では、原則未公開、余程の機会でないと一般が目にする事もないと聞いています。
殆ど見た事がないので、こちらに関して私は全くの無知です。
確か単独で行われる人長舞の曲は、たいてい『其の駒』だったと思うのですが……・
歌の内容は、私の愛馬が草を食わせろとねだるから、草と水をあげました……なんちゅうか、身も蓋もない表現ですみません(^_^;)
明治以降に作られた神楽では、もっともスタンダードに行われる舞だそうです。
もっとも、関西の歴史のある神社では、社伝の御神楽がしっかりと受け継がれているせいか、この舞の奉納は行われないのかもしれません。
奈良でのその典型が春日大社でしょう。
この舞には略式もありまして、装束もこのようなあこめ装束ではなく、裳も着けない裾の短い略装束の場合も多く、舞姫も一人ないし二人になる事もあります。
そういう訳で、三嶋大社の大祭での舞いは本装束の四人舞ですから、本式という事になるそうです。
これらの神楽は、大祭の三日間に三度くらい舞われるそうですが、興味を示される人があまり多くないようで、見ている殆どが写真を趣味にされている人や、舞姫や楽人らの知り合いの人のようです。
何か、滅茶苦茶、勿体無いような気がしますわ……春日大社で社伝神楽の奉納があれば、結構な人が来ているような気がするのですが。
いや、あちらもやはりカメラマンと身内がメインかしらねぇ……?
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