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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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これは今日(既に昨日)、大阪歴史博物館で行われたシンポジウムのタイトルです。
ただ今こちらの博物館で「史料が語る日韓交流史を通じたミュージアム事業 古代新羅土器と近世薬種業を中心に」という企画展を行っておりまして、この一環で行われたものです。
私はこちらの展示も見ていないのに、シンポジウムだけ参加してまいりました。
まぁ、片手落ちってやつでしょうかね(~_~;)

ここでの報告を聞いていても、やはり三国時代の新羅(古新羅)と日本(倭国)の関係が友好的だった事は、ほぼないと言っても良いようです。
そして韓半島での関係は如何なるものかと申しますと、私がかつて与太話の中で主人公に言わせたとおり、「我が百済と高句麗が友好関係を結んだ事など、建国以来、一度としてないはずだ」という具合です(*_*;
日本は常に親百済・伽耶政策を取っており、新興国とみなされる新羅は北に国境を接する高句麗との同盟を持ってきました。
この構図が変化するのは、韓国の学者が言うところの新羅の上古期の終わり、麻立干を名乗った最後の智證王による領土拡大の動きによります。
そして続く中古期に南の伽耶諸国を併合し、北への領土拡大を図った新羅は、嫌でも海を挟んで倭国と対峙する事になります。
それ以前に百済では高句麗によって漢城(ハンソン;現在のソウル)を攻略されて、王都をずっと南の熊津(ウンジン;現在の公州)に移しています。
この旧都を奪い返さんと、新羅との連携で高句麗を追い出したものの、後には百済も排除されて新羅の領土は更に拡大します。

更に決定的に構図が変化するのは、高句麗におけるクーデターの後です。
642年、宰相の泉蓋蘇文が国王一派を排除して傀儡の新王を立て、自らが権力を掌握して百済との同盟を結びます。
この事に恐れを抱いたのが双方に接している新羅、目を光らせたのは先王朝(隋)よりの高句麗遠征に連敗している唐です。
百済はこの頃、新羅の国境を越えて度々の侵略をしていました。
新羅は最初、高句麗に救援を求めるのですが、既に百済を結ぶことを決めていた高句麗は求めに応じません。
そして647年の有名な金春秋の来日となるのですが……

まぁ後は、唐と結んだ新羅による百済の変(660年)を経て、白村江・周留城の陥落まで一直線、ここまで来ても倭国と新羅は敵対関係しか見えていません。
このような政権上の関係にも拘らず、難波を始めとした畿内地域や北九州などには、多くの新羅系の土器や文物の出土が見られます。
これは結論(?)、国の政策と人々の往来は必ずしも一致しない事を示しているのでしょう。
亡命者とは国にいられなくなった者が、別のイデオロギーを有する国に逃げてゆく事でしょう。
亡命者、難民、そのような人々が何度かにわたって倭国にやってきた形跡は、日本書紀の行間にも読み取る事ができますし、このような出土品にも見ることが出来る……まぁ、決してありえない事ではないでしょう。

しかし新羅からしてみれば、果たして倭国の入り口の一つたる難波は、どの程度の重要な場所だったのでしょう?
国交は多少ともあっても、友好関係を結んでいたとは言いがたい両国です。
倭国から見ても、新羅の王都金城(現在の慶州)は、かつての伽耶の玄関であった金海(キメ)に比べれば、殆ど重要視されなかったのだと思うのですが……

う~ん(゜.゜)、三国の内では新羅よりの私にしても、やはりこの国と倭国の関係は、百済に比べたら遥かに淡白というか疎遠に思えるのですが……
以上、感想というよりも殆ど本日の講演の内容と、私の他愛もない戯言でしたm(__)m

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