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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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奈良ひとまち大学』という催しに参加し始めて一年半というところで、内容を報告させて頂くのも久々です。
参加したい授業は数々あれど、予定が合わなかったり、人気があって抽選に漏れてしまったりと、多少残念な事はあっても、次はどんな企画の授業が開かれるのかと、メールを待つのも楽しいものです。

奈良町の南端、静かなたたずまいの御寺です。今回の授業は『静かな古寺の美しすぎる仏像』というタイトルで、奈良市西紀寺町の璉珹寺(れんじょうじ)で行われました。
私はこちらの御寺に伺わせてもらうのは四回目ですが、参加者の方の殆どが始めてという、やや秘寺(?)というべき場所のようです。
しかし仏像が好きな方ならば、女人成仏を願って造られた女性の裸形の阿弥陀様の事は、聞いた事があるかもしれません。
そのとても御美しい仏様を本尊とするのが、この璉珹寺で、四季折々に花の咲く小さな古刹です。
しかしこちらの御本尊、何年か前までは50年に一度、身に着けられている袴の御召し替えの時しか開帳しないという、秘仏中の秘仏だったそうです。
最近になってようやく毎年五月に御開帳となりましたので、お目にかかった事のない方は是非とも足をお運び下さい、『崇道天皇社』の少し南ですから(^_^)v

こぶりながら端正なお堂です……右端のハンガーは気にせずにσ(^◇^;)今日は御住職の特別の御計らいで、超美形の阿弥陀様(そう言われなければ観音様かと思ってしまうような立像です)を拝観させて頂き、御寺の歴史を文化財保存委員の先生に解説頂き、更には最近の御寺での多彩で粋な催しなどについても御住職から伺いました。

現在の寺の名は『璉珹寺』ですが、かつては紀氏の氏寺である『紀寺』が前身であるようです。
そのため、この一帯も紀寺町と呼ばれています。
これらの歴史について私に語らせると、かなりくどくなるので、こいつは割愛……後世の伝承やら人物やらが錯綜して、かなり奇妙な様相を見せているようですから(・.・;)

ともあれお話を伺った後、人が集まり交流する場として、こちらをどのように運営して欲しいかと、短いながらディスカッションも行われました。
庫裏に喫茶コーナーにもなっているオープンスペースがあるので、5のつく日には素敵な会をとか、夏の夜には蚊帳を吊ってささやかなパーティーをなんて案も飛び出して、最後に盛り上がりました(*^。^*)

実はこちらの御住職、女性でして、とても気さくで楽しい方です。
これまでも協力してくださる方々と手造りで、地蔵盆やお月見の会、ファッションショーなども企画されて来たそうです。
そしてこれからも、御住職の人柄にひかれて、いろいろなアイデアを持った人たちが集う場所として続いて行くのではないかと思えます。
普段は静かな古寺が、時には異色の賑わいを見せるのも、なかなか現代的で良いかもしれません。

本当にこのお寺は観光ずれしていなくて良いですよ。
五月の御本尊開帳の時には、オオヤマレンゲやマツリカの花も咲きますので、そちらもお勧めです。
 
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