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うめぞー、思案中

明日は歴史作家「うめぞー、執筆の合間に思案中」

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鵜です。屋根の上に鳥がとまっている?
いえいえ、瓦ですね。
時々、立派なお家の屋根などの端に、こういう装飾的な瓦陶が置かれていますが、こいつもその類です。
東大寺のある有名な場所にあるのですが、割り合いに知られていない類だと思います。

東大寺はただ今、修二会の本行中、今宵も十本の御松明が二月堂(観音堂)に上がったはずです。

屋根の四方に乗っています。この鳥の瓦は、二月堂の前にある閼伽井屋の屋根の上に鎮座しています。
この建物の中には、有名な若狭井があります。
3月12日だけ水が沸くという、不思議な伝承のある井戸で、それも若狭国の遠敷川、鵜の瀬より送られた御香水です。
こいつを汲み上げるのが、『お水取り』というわけです。
なんでも、実忠和上が始めた修二会に招かれた若狭の遠敷明神が遊んでいて遅刻をし、その御詫びにこの水を送る事を約束したそうです。
そして伝説では、送った水が井戸となって湧く時に、白と黒の鵜が飛び立ったのだとか云々。
まぁ、詳しい伝承は少し調べれば、すぐ出て来るはずですσ(^◇^;)
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二月堂脇の手水東大寺といったら真っ先に大仏さんですが、大仏殿(金堂)以外にもこの広い境内には結構、色々な建物があります。
二月堂(観音堂)、三月堂(法華堂)、正倉院などはどなたもご存知でしょう。

さて、この画像は何かと申しますと、二月堂の階段を登った奥にある手水です。
暑い頃には、手を洗うというよりも水を飲んでいる人の方が、目立つような気が致します。
以前にお寺の方に少しだけ教えて頂いたのですが、この建物を詳細に眺めますと、かなり面白いものが見つけられます。

正面の破風の下にはこの建物には四方に破風がありますが、この画像は正面の破風の下の彫刻です。
夕方に写したので相変わらずピンボケですが、翼を広げた鷲の脚の下に、人影がいるのが分かるでしょうか。
四面とも東大寺の最初の管主となった良弁僧正の伝説を描いているのだそうで、これは良弁が幼少の頃に鷲にさらわれ、奈良の春日大社で落とされて、義淵僧正に育てられたという言伝えを現しているのだそうです。

他の場面も写真にとってあるのですが、実はどのシーンなのか憶えていなくてσ(^◇^;)
まぁ、伝説そのものを調べれば分かると思いますけどね……

目が光ってます(^_^;)ちなみにこの彫刻の上には、このような飛天が二方おられます。
画像をクリックして頂ければ、少しは大きくなりますが、左の飛天は笙を吹いているようです。
ところが右の飛天が何を持っているのかが、画像をいくら拡大しても分かりません。
蓮の蕾なのかなとも思えるのですが、先端がないのですね……折れたのかな?
しかし目のところだけ白い彩色があるせいか、光っているみたいでちょっと怖いです(~_~;)

天井を見上げると詳細に見て行くと、いくつも面白いものはあるのですが、気がつきそうで気がつかないのはこいつ(~_~)
手水鉢の真上にあります。
二匹の龍が取り囲んでいるのは包囲磁石です。
カバーのガラスが光っていて分かり難いですが、東の文字が見えます。

まぁ、こんな具合に有名なお寺さんには、割合に見落としがちな面白いものが一杯ある訳です。
これからも、こんなヤツをボチボチ紹介致しますm(__)m
こうやって撮ると、やはり大きいかも華厳宗総国分寺『東大寺』の金堂を通称『大仏殿』といいます。
大仏さんこと毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)は、誰でも知っていると思いますが、江戸復興の時に作られた仏様はそれだけではありません。
脇侍の虚空蔵菩薩如意輪観音は、大きさの割には印象に残らないようです。
そして後方には、四天王の内で西と北の守護に当たる広目天多聞天がスックと立っておられます。
私は結構、この二体の天部像が好きで、時々写真を撮ってしまいます。


連子窓越しに西日を浴びて東大寺の四天王像といいますと、どうしても戒壇院の天平時代に作られた塑像(国宝)を思い出しがちですが、大仏殿にも見合う大きさの四天王像はあったようです。
昨日、春日大社の後に東大寺に行きまして、大仏殿に初詣をして参りました。
もうすぐ閉門ですというアナウンスの頃ですので、西日がこのように堂内まで差し込んでいて、連子の影が綺麗でした。
こちらが広目天です。

別名は毘沙門天ともいいます。そしてその反対側に立っているのが多聞天です。
単体で現される場合は毘沙門天、平安京では北の守護、鞍馬山に鎮座している事でも有名です。
この像の前の柱の根元には穴が開いていて、そこを抜けられると良い事があると、よく子供たちがくぐっているのも良く見る光景です。
そちらに気をとられて、結構、この巨大な像が印象に残らないのかもしれません。

四天王というからには後二体、東方の持国天、南方の増長天がいるのですが、ここでは完成を見なかったらしく、頭部だけが置かれています。
何せ公慶上人による大仏復興事業も資金難で、大仏殿のサイズが本来よりも縮小されているくらいですから、こういう事もあったのでしょうか。
この辺の歴史、よく考えたらあまり知りませんわ……気が向いたら調べてみようかしら(-_-)
全体を撮るのが難しいです奈良市にある頭塔』と言いますと、その昔は玄昉僧正の首塚という伝承が一般的でしたが、今では良弁僧正実忠和上に建造させた仏塔という認識の方が、通りが良いようです。
一昨日の『新薬師寺』の現地見学の後に、久々に立ち寄って来ました。

玄昉師と言いますと入唐の僧侶というよりも、藤原広嗣の怨霊に殺されたという伝説が通りが良いようで、怨霊に八つ裂きにされて首が落ちた所に、この頭塔が築かれた云々と伝承では言っています。
良弁僧正は言わずもがなの、東大寺のトップだった御仁で、実忠さんはその弟子、お水取りを始めた人として良く知られています。
クリックすると多少拡大します。
しかし何で、このような仏塔を建てたものやら、案内板には神護景雲元年(767年)に造られたとはありますが、具体的な背景は全く記されていません。
この神護景雲元年という年も、どこに載っているのやら不勉強で分かりません(-_-;)

この塔に似て非なる存在として、堺市の『土塔』が思い出されるのですが、こちらは行基菩薩が創建したもので、瓦で周囲を葺かれています。
どちらも発掘調査前は、崩れかけた方墳のように見えていたという共通点はありますが(^^ゞ
そして行基にしても玄昉にしてもはたまた良弁にしても、義淵僧正の弟子という共通点もあります。
日本にはあまりに類例の無い仏塔の原型は、さて何処から来た物やら……
こちらは宝蔵です。予定としては、今日は京都国立博物館に行く予定でしたが、突然に気が変わりまして、西ノ京の唐招提寺へ出かけました。
本日の目的は、先週から行われている校倉の特別公開です。
こちらの寺には宝蔵経蔵の二棟の校倉があり、一説では正倉院よりも古いと言われているのは有名な所です。
今回の公開は宝蔵(北側の大きな方)で、中に入って見る事が出来るというのが、何とも嬉しい次第です。
しかし内部は、当然の事ながら撮影禁止。
高床は見ての通りですが内部は、三層構造になっています。
正面以外の三方にロフト状に中二階を巡らせ、そこから更に屋根裏に上がれるようになっています。
一階部分にはガラス戸の着いた棚が設けられ、主に元禄時代の南都復興(松永久秀の南都焼討ちの後:*西ノ京は焼討ちにはあっておりませんが*)時に、五代将軍綱吉と母親の桂昌院が奉納した仏具などが展示されていました。
中二階には、やはりその当時の唐櫃が並べられています。
この中二階は解体修理の際に復元された物で、部材はかなり新しく、何とフックまで打ってありました……(^_^;)
天井裏の床材も見上げた限りでは新しく、明治期の修理の材かもしれません。

手作りプリンは絶対お勧め!宝蔵を見学した後も境内でふらふらと遊んで、結局は13時過ぎまで西ノ京におりました。
そこから奈良市内に行きまして、文化会館の前庭で行われているクラフト展(フリーマーケットのように、手作りの作品を販売しています)を見て回って、奈良町界隈をふらついて帰ろうとしたのですが……
17時半頃の近鉄奈良駅、何事かという程の人だかりで、切符の自動販売機の前に長蛇の列が出来ているんです。
思わずそこで回れ右、再びもちいどの商店街に引き返し、『カフェたまき』に避難してしまいました(^^ゞ

お昼はお休み?午後から出勤します??こちらのお店は、商店街から一寸だけ路地を入った所にありますが、21時まで開いているので夕方以降に食事やコーヒーを楽しみたい方は、覚えておいて下さい?
お勧めはカレー手作りプリンです(^_^.)
こちらのカレー、とにかく辛くて汗どころか涙も出てきますが、こいつが癖になるんですね。
私は元来、辛い物は苦手なのですが、ここに来るとつい、「カレーお願いします」と口走ってしまうのでしたσ(^◇^;)
そして、こちらには画像のような看板息子がいます。
名前は「くま」ちゃん、とっても男前です!
お昼頃にはカウンター奥の窓から顔を出している程度ですが、夕方になるとお店の方にも出て来まして、接客をしてくれます。
南門から金堂を見る9月14日、今日は奈良市内に用事があったので、そのまま夜まで居座って、中秋の行事に参加して参りました。
場所は西ノ京の唐招提寺、夕方から観月会という訳で、境内を無料開放して下さいます。
写真は南門から『天平の甍』で有名な金堂を見たところです。
金堂は解体修理に一段落して、最近、素屋根が外されたところですが、まだ入る事はできません。
携帯電話で写した写真なので、下手な上に画像解析度も悪いです(^^ゞ


御影堂の障壁画さて、唐招提寺の御影堂鑑真和上の御像と東山魁夷画伯の障壁画で有名です。
御厨子は開かれていませんが、障壁画はこのように公開されています。
しかし御影堂自体の公開が稀で、鑑真和上の御命日と観月会の時くらいしか、一般には開かれないそうです。
この建物は江戸時代の物だそうですが、よくよく見ますと簡素化した寝殿造りです。

では、瓦も新しく葺き替えられた金堂の屋根と満月の様子など。おほてらの まろきはしらの つきかげを
台風の影響からか、何となく薄雲のかかった月です。

今日はあちらこちらで十五夜の月を観ようというイベントが行われていて、猿沢池の周囲も『采女祭』を待つ人々で賑わっていました。
それを横目で見つつ、こちらに来たのですが、それ相応に人出はありました。
薬師寺でも何かあるようでしたが、こちらは招待者のみのようです。
明日香村の方でも石舞台公園で月を見る会を毎年行いますが、ここは帰りの便が悪いのがチョッと難点ですか。
ともあれ、雨が心配されていたのですが、そこそこの良い天気で月も見えて、今年の中秋はまずまずと言うところでしょうか。
二月堂の下で西の空を見る東大寺において修二会を行うので、二月堂というのですが、この御堂の御本尊は十一面観音なので、観音堂というのが正しいのでしょうか。
修二会の本行は、昨日より始まっています。
午後七時、練行衆が宿所を出て二月堂に入ります。
この時に足元を松明で照らしたのが、本来のお松明なのだそうです。


一人の練行衆につき一本のお松明なので、本当なら十一本のお松明があがるはずなのですが、十二日の籠松明以外は十本です。
これは、最も若い練行者が既に御堂に入り、他の方々を迎えるためなのだそうです。
二月堂のお松明
お水取りイコールお松明と思われている方も、まだまだ多いようですが、お水取りとは十三日の未明に行われる、若狭井から御本尊にお供えする閼伽水を汲む行の事を言います。

お松明は昨日から十四日の晩まで毎日上がるので、十二日の籠松明に限らなければ、多少は余裕を持ってみる事もできるかと思いきや、ここ最近はそういう訳にも行かないのだとか……今日も見渡す限りの人、人、人(^_^;)
十八時前に行った時には、二月堂の下は既に人だかりでした。

二月堂から見る西の方向

十本のお松明は約20分で上がりきります。
燃えさしを拾った後、少しばかり初夜の行の雰囲気でも味わおうなどと外陣に入ったのが運のつき……ついつい声明に聞き入ってしまい、気がついたら二十一時前(・_・;)
急いで退散いたしました。

それにしても導師の方の声には聞き惚れましたわ~~(^^)
法螺貝と鈴の音に時々響く沓の音が、あの懐かしい和琴とは違う不思議な感覚を呼び戻すようです。
声明の声にしても、それらの音にしても、聞いている時には常に頭の中は冴えているんですよね。
でも時間のたつのを忘れてしまうと……いかん、今月末には薬師寺の花会式が待っているσ(^◇^;)
東大寺二月堂のお松明毎年の事ですが、今日、三月十五日の未明で東大寺の修二会の行は終了しました。
一日から毎晩、二月堂に上がっていたお松明も、昨夜で終了。
この十四日のお松明を一度見てみたいというのが、私の長年の希望なんですが、今年も果たさず終いでした(-_-;)

十二日の籠松明は三度ほど見た事はあるのですが、やっぱり最終日こそ、観る価値があるそうです。
何故かと申しますと、十本の松明が一斉に二月堂の欄干越しに並ぶのだそうです。
先日観ました河瀬直美監督の『火垂』は、お松明のシーンで始まり、この十四日のお松明のシーンで終っていました。
テレビのニュース映像で見ても迫力ありますから、実際に目の当たりにしたら感激する事は間違いありません(^^ゞ
ちなみにこの画像は、十三日のものです。
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