- 2025.01.19 [PR]
- 2011.06.02 この人たちに役割はある?
- 2011.06.01 今日も所在不明者あり……(*_*)
- 2011.05.26 見直し……もしくは路線修正
- 2011.05.19 何の呪いじゃ?鈍いじゃ?
- 2011.05.11 集中力……不足(-_-;)
- 2011.05.09 そんな時代じゃない……?
- 2011.05.08 駆引きか忠誠か……?
- 2011.04.27 少し動いてくれよ……(゜_゜)
- 2011.04.25 備忘録
- 2011.03.22 日常的現象……(~_~;)
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永手の末弟、楓麻呂は四十九歳、正四位下右衛士督兼讃岐守。
永手の息子の家依は二十九歳、従四位上式部大輔兼近江守。
本来は北家の嫡流筋のはずの小黒麻呂は次男という事もあってか、永手の嫡男の家依には十歳の年齢さがあるにも拘らず、官位もポストも水をあけられているという状況です。
もしもこの三人から、百川や縄麻呂の協力者を選ぶとしたら……やはり家依になるのかなァ?
しかし、この人にせよ他の二人にせよ、一体何をしてくれそう??
この後を見ると小黒麻呂は山部親王からの覚えはあまり良くないような気がするのですが……というよりも、親王禅師こと早良親王と仲が悪いのかな?
やっぱり、この世代の北家は何となく、やりにくい連中ばかり(-_-;)
既に二百枚(四百字詰め換算)程度すすんでおりますが、完全に行方不明の登場人物がいるのに気づきました……σ(^◇^;)
藤原豊成亡き後の南家で最大の実力者、そして永手の突然の薨去を受けて覇権を競う北家の曲者ら、要するに藤原氏に関してみると、式家の連中しか出て来ていない……(--〆)
これじゃ、時勢が見えないも同然と違うか??
南家のトップは既に縄麻呂だと決めているのですが、この人と百川の関わりがうまく収まらないんですよね。
この御仁は何処の出身だったか、若い頃から侍従を務めているのは確かなのですが。
二人がダブる部署って、侍従と参議くらいかな、もしかして(・・?
しかし、この頃の南家は縄麻呂が姿をはっきり見せないせいか、どこか捉え所がないような(゜.゜)
北家の勢力争いは、年齢的に魚名に軍配が上がるでしょうね、その結果として永手の薨去の翌月には大納言に就任しているし。
小黒麻呂も家依も年齢的には若すぎるので、これは当然といえば当然ですが、果たして北家の内部は何処まで統率が取れているんでしょう?
勝手なイメージだけれど、永手に比べると魚名は余り求心力がなさそうだし、どこか詰めが甘いような……(~_~;)
藤原氏の第四世代は、ずばりと言えるほどの決定的な実力者がいないような気がしますわ。
宝亀年間はまだしも、延暦年間になるとズタボロ??
ところで今日の画像は、また最近増殖し始めた粘土の馬です。
少し前に取引先の会社の女性がかなり引き取ってくれたのですが、性懲りもなく片手間に作ってしまいます。
冬場はストーブの上で焼いていたのですが、職場でもとっくにストーブは片付けられてしまい、この先は乾燥させて置いておくだけになりそうです。
しかし、短足なのばかりだから相変わらず馬に見えない……
手前右はチョッと長い脚にしてみたのですが、やっぱり犬か何かに見えるような(-_-;)
ちなみに私が気に入っているのは、左の変な駄馬、ヘンリー・ムア的に作ってみました( ̄▽ ̄)。o0○ ……何処が(・・?
並大抵でないものを得ようとする時、捨て去るもの、失くすものはどれ程あるんだろう……何やら深遠な命題ですが、このような事を相も変わらず風呂に入りつつ考えておりました。
例として考えていたのは、いつものようにうちのスメラミコト(~_~;)
何せこの御仁の得たものは、他者が決して手にする事の出来ないものですから並ではありません。
史書に現れる物事以外にも、かなりのものを諦める事になったのかもしれません。
こんな他愛もない考察とはかなり方向が違うのですが、この御仁が捨てたものとして非常に大きなものがあります。
それは親王宣下もしくは立太子する以前の人生、これが史書からはほぼ失われています。
まあ、恐らくは故意に失くしたのでしょうが。
これはこの御仁の父親にしても同様です。
こちらは太政官入りするより以前が、ごっそりと消されていますから。
もう一人考えていたのが藤原百川についてなのですが、この人の場合は二人の天皇とはパターンが全く違います。
経歴や何かが削られている可能性は無しとは言いませんが、むしろ亡くなった後に事実とは信じきれないような、奇怪としか言えない悪い方の伝承が加わってしまったのはどうしてなのでしょうか?
後の伝承として百川が行ったとされるような、奇妙奇天烈な陰謀の類、果たして何かの根拠があるのだろうか……こいつがもう一つ考えていた事です。
もしかしたら別の人が行った何かが形を変えて、百川の仕業とされている、それも別の事件に付随するような事かもしれない、こんな可能性を考えていたのですが、今のところ根拠は全くありません。
これより一旦、書く方を休みまして、再度資料検討に入ろうかと締め切りを切り直しました。
称徳天皇から光仁天皇の御世、太政官や官界の上層部を取り巻く連中のプロフィールをもう一度洗い直す事から始めませんといけません。
藤氏にしても南家と式家にばかり注目していたけれど、もう一度北家の連中も見直してみましょうっと。
他にも胡散臭そうな人が何人もいますからねぇ……堅物そうな顔をして、何を考えているのか分からない石上宅嗣とか、大中臣清麻呂とか(ーー;)
本日、試掘で地味に当たりまして……来月からもしかしたら久々の現場になりそうです。
四月、五月と遊びすぎたので、来月からは少し公私共々に仕事をせねば(-_-;)
今日はとにかく眠くて沈没寸前なので、頂きましたメールの返事は明日にでも致しますm(__)m
重ね重ね申し訳ありませんm(__)m
宝亀年間の最初を見ていて思うのはこれです。
これが前朝ならば、ストレート(でもないけど)に謀反未遂だというのに。
しかし、称徳天皇の後期あたりから、呪詛騒ぎが始まるのかな……このあたりをもう一度整理しなおしてみませんと、傾向が巧くつかめませんわ(~_~;)
こいつがある程度、整理がつけば、藤原百川たちが選ぼうとしているスケープゴードが誰なのか、焦点も絞れそうな気が致します。
やはりこの時の廃后・廃太子事件は、以前に書いていた藤原種継暗殺よりも見え難い……
ただし、完全な冤罪という展開はなしで行かないと、まったく意味不明の話になる事は目に見えていますからね。
とにかく、この事件を多少とも決着つけないと、うちのスメラミコト、七年後に即位できませんよ(ーー;)
さっさと、頭の中の整理つけて、後半を書き始めにゃ……久々に締め切り落とすぞ(自分で切った締め切りですが)(--〆)
ところでこの画像は何かと申しますと、ジャンナッツ(フランスの紅茶メーカー)の新茶の缶です。
私が衝動買いをした事が、よく分かるような一品ですσ(^◇^;)
しかし、選りによってダージリンのファーストフラッシュ……この世にこんな不味い茶があるのかと、私を叫ばせた代物です( -」)φ
そもそも私は自他共に認めるコーヒー党、今も家には3.5キロも買い置きの豆(これが全部、フルシティローストときてる……)があるというのに、一体こいつを何時飲むつもりなんでしょう(*_*;
多少の救いは、50グラムしかないという事か……ε-( ̄ヘ ̄)┌
右にも左にも進めなくなったなら、とりあえずベーシックな所に戻りますか……(~_~;)
そういう訳で昨日から『続日本紀』(新日本古典文学大系:岩波書店)を眺めています、と言うか読んでおります。
だいたい神護景雲元年から宝亀四年くらいまでは、一通り読まなければなどと思っておりますが……
一番の敵は睡魔……σ(^◇^;)
次はウメナさん……(ーー;)
未だに神護景雲三年で立ち往生しております。
三年のいつかと申しますと、案の定、九月ですわね。
この時に起きたかなり有名な事件は、『宇佐八幡大神の託宣』騒ぎです。
何に引っかかってるかって……二つの宣命に挟まれて記されている事件の経緯が、どちらの宣命ともスムーズに結びつかないのよ(゜.゜)
だから後半の宣命は本来ここに入るべきじゃないという研究者もいる訳なのですが、こちらはともかく前半の内容にも結構疑問があるんです、以前から。
だから阿倍女帝がわざわざ筑紫にまで聞きに行かせた神託は、事件の経緯にわざとらしく書かれている内容とは別なんだろうと考えている訳で……こいつにいい加減、まともな解決策を考えないと(+_+)
それでもこういう事を考えている内は良いんです……
困るのは……正五位上淡海真人三船、従五位上大伴宿禰家持を並に大宰少弐……なんて記述にぶち当たると(?_?)
なんちゅう鬱陶しい人事だ、この時の大弐は誰さ?
藤原朝臣楓麻呂か、もしかしたらこの人、兼任官で遙任かな?
という事は、このどちらかが大宰府に行く事になるんだろうなぁ……どっちもどっちだけど^_^;
二人が一緒に赴任なんぞしたらどうなるんだ??
度を越した堅物と、融通の気かないチャランポラン(いずれも私の勝手なイメージです)、甲乙つけ難い変人同士か……大宰府も気の毒だなぁσ(^◇^;)
こういう脱線ばかりしているから、内容が頭に入りやしない!!
画像は、今の時季、河原辺りにやたらに咲いている草藤です。
考えている内容は昨日の続き……
彼(彼女ではない……)は誰のために手を汚す事を辞さないのか。
これが封建時代ならば、仕える主のためと案外言い易いのですが、今考えている時代はそういう意識が何処まで通じるのか、かなり疑問です。
何せ平たく申せば、天皇家対藤原氏ですから。
皇家内にも藤氏内にも権力争いがありまして、この類は平安時代初期の方が顕著でしょうが、奈良時代中期以降もかなり露骨にあります。
案外勘違いされているのが、この時代の天皇権力の大きさでしょうか。
対抗する(もしくは協力する)藤氏の側も侮っていては、こちらが食い物にされかねない?
おまけにここで藤氏の曲者らが相手にしなければならないのが、一筋縄で行くような相手じゃない……何せ元太政官のトップ3に入っていた御仁だったりしますから。
彼は自らの意中の人物のために、この大物と渡り合うと言うか、この御仁を持ち上げている太政官面々の裏をかかなけりゃならない……しかしだよ(゜.゜)
実は一番の大物と彼の意中の人物は案外連携している?
つまり黒幕になるのは、この最大の御仁だったりする……
これが有利な事なのか不利な事なのか?
自らも含めて謀る側は誰一人や表に立てず、通常と変わらない態度で何をするのか。
簡単そうに見えて、かなり厄介なのかも……ε-( ̄ヘ ̄)┌
画像は河内飛鳥にて地味に花盛りだった『五葉アケビ』の花です。
こう言った後、この人はどういう態度を取るだろう……
奈良で友人と会って帰って来る時の電車の中で、ボヤーっと考えておりました。
もしも彼(彼女)が物事の矢面に立って、本当に汚れ役を引き受けるとしたら、その人はただの阿呆かもしれない。
こんな行為をする人物に、傍から見た者は、どの程度の魅力を感じるだろうか?
確かにこれでは、ただの鉄砲玉だな……(@_@;)
では言われた方の御仁はどうするのか?
何もしないで座っているのでは、正真正銘の馬鹿だな……(ーー;)
この御仁は「手を汚す」と言った相手のために、果たして何をするだろう??
「貴方は私のために影を作って下さいますか」
もしも続いて、このように彼(彼女)が言ったとしたら?
言われた御仁のするべき事は何なのか……常と同様に振舞う事か?
それとも第三者を巻き込むべきか??
ではその第三者は、どういう役割を振られる?
この人がどのような立場なのかで、かなり状況は変わってくるはず。
スケープゴードにもなれば、水面に浮かべられた中身の無いヒーローにもなるかもしれないし、本当の悪党になるかもしれないし、正真正銘の曲者として活躍できるかもしれない。
……では私が現在選ぼうとしている第三者は誰なんだ?????
そういう訳で、ただ今方向の見直し中(-_-;)
まったく、この御仁は私の話に出て来る人物の中でも、最も常識人に分類されているんじゃないでしょうかね……
その真面目な御仁が、ただ今、かなりの非常識な山部親王とコンビを組まされている上に、その向こうを張る白壁天皇や井上皇后の相手までさせられるのですから、その内、ストレスと過労でぶっ倒れるかもしれませんわ……この人が早死にした理由は、絶対にこれです、誰かの怨霊だなんて戯言は申しません、私に限ってσ(^◇^;)
この百川の一人称語りで話は進んで行くのですが、この人の周囲の変人軍団に翻弄されてか、ひたすらに傍観者になり切ってしまっているのが、今のところの問題です。
もう少し動かさなけりゃいけませんわ……
主人公ではなくとも、重要な狂言回しというポジションなのですから。
さ~て、次のシーンでは開成親王も出てくるのだし、少しは話が進むのかな……
画像は、いつものように内容とは関係ないヒメオドリコソウ。
デジカメのスーパーマクロがどの程度のものか、面白がって写した雑草その他の画像の一枚です。
私には極、日常的現象の一つです、スランプと名づけられた状況は(T_T)
どうして書こうという気力が起きないんだ・゚・(ノД`;)・゚・
現在書いているのは、過去に一度書き上げた話の練り直し、構成し直し、書き直しという所なのですが、こいつが全然進んでくれない……(/_;)
いっそう主人公というか、進行役を藤原百川から他の人に替えてみようかと検討もしたのですが、これも誰を選んで良いのか巧く行かない状況です。
例えば藤原種継にしたらどうかなどとも考えたのですが、あまり代わり映えしないような(^^ゞ
いや、この子沢山な男では、山部親王の矛盾に気がつけないかもしれません。
やはり、同病相憐れむ仲の二人が良いのかもしれませんわ……で、同病って何なんだ(?_?)
まあ、この二人は結構、似た者同士なのですよ。
さて、この画像は、奈良市の氷室神社で行われている『氷献灯』の様子です。
今年は献氷祭1300年との事で、それにちなんで物静かに美しく行われています。
氷の献灯ですから、透明な器は氷で出来ています。
私が見に行ったのは、まだ時間的に早かったので真っ暗にはなっておりませんでしたが、境内の静けさが引き立って、とても印象的でした。
階段の左側に立つ、奈良で最初に開花する枝垂桜も蕾が色づいて来て、この週末にはそろそろ開花の声を聞けるかもしれません。
次回は四月一日の十八時から行われます。
今はどこの寺社もライトアップを取り止め、奈良の夜は昔のように暗く静かです。
今年は大和高田市でも、高田川沿いの桜並木や大中公園での桜祭りの雪洞は中止だと聞いています。